2012年にモバイルSIPユーザは4億3500万人に、オペレータには予期せぬライバル出現か?

株式会社データリソース 2007年11月12日

英国の調査会社インフォーマテレコムズ&メディア社は、モバイルオペレータとデバイスメーカーのSIP採用が進み、ユーザ数は2012年に4億3500万に達すると報告している。

2007年10月11日
英国調査会社インフォーマT&M社の調査レポート「モバイル統合デバイス:IMS、SIP、UMA、VCサービスを実現」は、モバイルオペレータとデバイスメーカーのSIP採用が進み、ユーザ数は2012年に4億3500万に達するだろうと予測している。

SIP機能の使える携帯電話の売上げは、2006年のデバイス総販売数の0.4%から増加して、2007年に2億7500万ユニットに達し、2010-2011年に急増して、2012年までには19%に達するだろう。

移動体端末におけるSIPは、Naked SIPとして知られるIETF SIPとIMS SIPと呼ばれる3GPP SIPの2つがある。

IETF SIPは固定電話と携帯電話の両方で幅広く使われているので、統合プラットフォームの基礎とされるのは必然であろう。モバイルにおいてIETF SIPは、無線VoIPなどのインターネットサービスに接続するための必須のコンポーネントである。

「開発における統制が欠如しており、幅広く利用されていないために、多くのモバイルネットワークオペレータはIETF SIPのビジネスモデルが困難であるととらえている」とインフォーマT&M社の主席アナリストで、この調査レポートの主筆であるMalik Saadi氏は語る。IETF SIPベースのサービスを利用しているモバイルユーザは多く、2006年の220万から2012年の2億1200万以上にまで成長するだろう。「ぜひともコンテンツ分野に食い込みたいベンダがこの成長の主な原動力となるだろうが、他にもモバイルオペレータが従来囲い込んできたサービスに参入したいと考えるVoIPやインターネットコンテンツプロバイダなどの多くの新規参入者が存在する。

「かたや、モバイルオペレータが主導している3GPP SIPに関しては、彼らが独占してきたサービスへの支配権を失うことなくIPの可能性を切り開くための、理想的なエコシステムとして設計されている」とMalik Saadi氏は語る。3GPP SIPベースのサービスを利用しているユーザ数は、2006年に115万弱であった。しかし、モバイルネットワークオペレータのSIP導入が進み、ベンダとの提携が進めば、3GPP搭載の製品の数も増えるだろう。Push of service over Cellular networks (PoC)、モバイルインスタントメッセージング(MIM)、ビデオシェアリング、今後始まるモバイルVoIP(mVoIP)などの3GPP SIPサービスの登場で、加入者数は増加するだろう。2012年までに、3GPP SIPベースのサービスの利用者数は2億7600万を超え、IETF SIPサービス利用者数を凌ぐだろう。

デバイスに関しては、SIPが利用可能な端末の販売は、2006年の400万ユニットと低調であった。サービスをサポートするデバイスへの要求が高く、SIP機能の搭載はほぼスマートフォンに限定される。主要端末メーカーの中でもNokiaが最もSIP機能搭載端末に注力しており、モバイルコンテンツやインターネットサービスにますます関与を深めていく戦略を取っている。Nokiaは、EシリーズやNシリーズなど、既に35機種のSIP機能搭載デバイスを発売している。SIP機能搭載端末の販売で重要なのは、プラグインとしてSIPが内蔵されている端末が、実際に利用されている数よりもずっと多いということである。例えば、2007年のSIP機能搭載端末の販売数は3300万ユニット以上に達すると予測されるが、そのうち実際にSIP機能を利用しているのは約1100万ユニットにすぎないのである。

調査レポート「モバイル統合デバイス:IMS、SIP、UMA、VCサービスを実現」について

2007年に刊行したこの調査レポートは、完全なモバイル統合サービスへの技術的道筋と開発、デバイス市場の分析、詳細な関連市場の予測を提供している。


◆調査レポート
モバイル統合デバイス:IMS、SIP、UMA、VCサービスを実現-世界市場の分析、戦略、2012年までの予測データ
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◆英国インフォーマテレコムズ&メディア社について
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