DAL、主力EDI 製品の最新版を発売

B2Bインテグレーション・サーバ「ACMS E2X」とB2Bサーバ「ACMS B2B」 Web-EDI用ソフトとして普及している「BACREX」の手順を標準実装

株式会社データ・アプリケーション

2007-11-20 12:00

株式会社データ・アプリケーション(本社:東京都中央区日本橋、代表取締役社長 橋本 慶太、以下 DAL、JASDAQ:3848)は、EDI(電子データ交換)パッケージソフトウェアの最新版を、本日11月20日より販売開始いたしました。
今回販売開始したのは、企業内外のシステムおよびアプリケーションをシームレスに連携することをコンセプトにしたB2Bインテグレーション・サーバ「ACMS E2X 3.1」と、企業間のデータ連携をスムーズに行う環境を容易に構築できるB2Bサーバ「ACMS B2B 3.1」の2製品です。

両新製品ともに、小売業を中心にWeb-EDI用ソフトとして普及している「BACREX(バクレックス)」との間で取引データの自動送受信を行う通信手順を標準で実装しました。
更に、新流通EDIの「流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)」用の手順、ならびにFTP手順、RosettaNet 2.0などの手順の機能を強化しました。


「BACREX」は、株式会社ニュートラル(本社:札幌市中央区、代表取締役社長 川辺 春義)が開発した、企業間の取引データをインターネット上でやり取りするためのパッケージソフトです。安価でしかも短期間に導入でき、電話や郵送・FAXで行なっていた取引業務を大幅に効率化できることから、企業規模にかかわらず小売業を中心に100社以上の導入実績があります。「BACREX」を導入した小売企業の取引先である卸売業・メーカーには、パソコンとインターネット接続環境さえあれば取引データを送受信できます。また、「自動送受信パックforクライアント」を利用すれば、設定したスケジュールにより自動化することも可能です。

「BACREX」が普及するにつれ、大手の卸売業やメーカーでは、JCA手順や全銀手順などの従来型EOSに加え「BACREX」も同一のサーバ環境上に統合した運用を望む声が高まっていました。
しかし、「自動送受信パックforクライアント」は、クライアントソリューションであり、稼働環境がWindowsに限定されており、それ以外のサーバ環境には導入できないといった制限があることが課題として指摘されていました。


今回発表する「ACMS E2X 3.1」および「ACMS B2B 3.1」では、サーバ・ソリューションとして「BACREX」導入企業とのデータ送受信を自動化できる「BACREX手順」を実装しました。「ACMS E2X」と「ACMS B2B」は、JAVAをサポートするあらゆるプラットフォームで稼働が可能であり、流通BMS対応の通信プロトコルebXML/MSやEDIINT AS2、JX手順(SOAP-RPC)、更には従来型EDIの手順をサポートしています。
このことから取引先の環境を意識することなく、「BACREX」によるWeb-EDIでの取引、従来型EDIによる取引、流通BMSによる取引のすべてを、1つの環境でカバーすることが可能となります。


販売価格は、「ACMS E2X 3.1」が150万円(税別)~、「ACMS B2B 3.1」が100万円(税別)~で、DALのビジネス・パートナー64社を通じて販売いたします。


※「ACMS E2X 3.1」「ACMS B2B 3.1」のその他の機能強化については、
以下の別項をご参照ください。
※今回の新製品ACMSによるEDIシステムと、従来のEDIシステムとの
比較構成図を以下でご覧いただけます。
(リンク »)
※「BACREX」の製品概要は以下をご参照ください。
(リンク »)
※「BACREX」の導入企業(抜粋)を以下でご覧いただけます。 (リンク »)


…………………………………………………………………………………
今回の「ACMS E2X」ならびに「ACMS B2B」での「BACREX手順」のサポートに際し、
コメントを頂いております。


株式会社菱食  戦略機能部門(IT・ロジスティクス)
統括ITネットワーク本部 本部長代理/理事 稲垣 登志男 氏
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
弊社は、毎日約1200社の企業とEDIによる取引を行っています。その対応は流通BMSをはじめ、従来型EDI、更にはニュートラル社製のBACREXで構築されたWeb-EDIなど様々な形態のEDIがあります。
当社としては、今後のEDIは昨今開発された流通BMSのみにて進めて行きたいと考えますが、現行ではBACREXなどをベースとしたWeb-EDIも小売業で利用されており、統一には、まだまだ無理があります。
今回、ACMSにて、流通BMSと従来型EDIに加え、新たにBACREX手順がサポートされたことは、様々なEDIが1つの統合システムで運用できるようになり、大幅なTCO削減ができると期待しています。


株式会社ニュートラル 代表取締役社長 川辺 春義 氏
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
株式会社ニュートラルは、ACMS シリーズでのBACREX手順のサポートを歓迎します。弊社は、インターネットEDIシステムのパッケージメーカーとして業界をリードし、主力製品であるBACREXは、幅広い業種・業態に多くの導入実績があります。特に小売業においては100社以上の導入実績をもち、インターネットEDIでのトップシェアを誇っています。
この度のACMSシリーズでのBACREX手順実装によって、卸売業やメーカーではEDIの統合環境を構築できることからROI(投資利益率)の向上が見込まれ、さらに効率的な電子商取引が可能になります。これによるシナジー効果としてBACREXの導入がより一層促進されることを期待しています。
…………………………………………………………………………………


_________________________________
◆「ACMS E2X 3.1」および「ACMS B2B 3.1」の新機能および機能強化内容
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(1) BACREX手順の実装

(2) FTP手順の機能改善
・階層ディレクトリのサポート
・二重受信チェック機能のサポート 他

(3) JX手順の機能改善
・連続受信機能のサポート
・連続した要求受付のサポート 他

(4)ebXML/MSの機能改善
・CPAファイルにおける証明書の抽出時におけるファイル名の変更
・設定済みCPAの再アップロード時の更新 他

(5) RosettaNet 1.1/2.0の機能改善
・PIP 3B2(V01.00),3C6(V01.00),3C6(V01.01),3C7(V01.00),4B3(V01.00),4C1(V02.01)のサポート

※詳細は、以下をご参照ください。
(リンク »)
(リンク »)

____________________________
◆「ACMS E2X 3.1」および「ACMS B2B 3.1」の価格と出荷時期
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◇販売/出荷開始
2007年11月20日

◇販売価格  
「ACMS E2X 3.1」 150万円(税別) ~
「ACMS B2B 3.1」 100万円(税別)~

◇販売経路
DALのビジネス・パートナー64社を通じて販売
(リンク »)

このプレスリリースの付帯情報

従来のEDIと新ACMSによるEDI

用語解説

※次世代EDIの規格「流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)」について
経済産業省の「流通システム標準化事業」のもと、小売・卸業13社による共同実証を経て、2007 年4月に公開された次世代EDI規格です。今後、この標準を基にイオンやユニーなどを中心に、次世代EDIの本格的な実運用が開始されようとしています。

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]