ネポン、全19拠点で「QAD2007」を導入しシステムを刷新 08年日本版SOX法施行に向けて、IT統制を確立

~製品の短納期化、各部門での生産性を向上。経営・社内システム体制を強化し「攻めのIT基盤」へ~

キュー・エー・ディー・ジャパン・インク

2007-08-30 00:00

製造業向けエンタープライズ・ソフトウェアとサービスを提供するキュー・エー・ディー・ジャパン・インク(本社:東京都港区、代表:柴田 一朗、以下、QADジャパン)は本日、施設園芸用暖房機器製造販売最大手のネポン株式会社(東京証券取引所第二部:7985、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:福田 晴久、以下、ネポン)がQADジャパンの製造業向けERP(基幹系業務システム)パッケージ「QAD Enterprise Applications 2007(以下、QAD2007、旧MFG/PRO)」を導入し、工場(場所:神奈川県厚木市)を含む全19ヶ所の拠点の販売と生産管理など各部門とのシステムを刷新・統一、日本版SOX法(日本版企業改革法)で求められるIT統制を確立させ、安定稼動していることを発表いたします。
温室用暖房機器で75%の市場シェアを誇るネポンは「QAD2007」導入により、部門ごとに異なる製品/部品群の品番データをシステム的に統一し、温風暖房機などの製品では、受注から納品までこれまで1ヵ月かかっていた受注/組み立てから納品までの期間を2週間以内に短縮し、さらに、簡易水洗トイレなどの製品は2日から当日出荷へと短縮しました。製品の品番が統一されたことにより在庫情報をより正確に管理できるようになったため、倉庫代として約20%の経費の削減を行うことが出来き、在庫を含めたトータルのコストでは約10%の削減が実現しました。また、営業部門と工場間で製品構成のルールを統一化するなどの業務改革を行うことにより、営業から調達/生産/納品までの生産管理システムとの連携を図り、業務フロー・パターンを全て一本化、各部門で生産性を向上させました。
またネポンでは、日本版SOX法上、工事案件の処理方法やどの顧客へ何を納品/購買したかなどの詳細データをシステム化する必要がありました。今回「QAD2007」でシステムを刷新するに伴い、新たな承認プロセスも確立、より詳細に購買処理を行い、日本版SOX法に対応したIT統制の基盤を構築させました。
また、経営上必要なリアルタイムでの現状売上把握、各営業拠点/各社員の売上や製品在庫状況などの詳細データの閲覧など、問題点の早期発見が可能な経営分析が行え、信頼性の高い強固な情報基盤と「攻めのIT基盤」を構築しています。
ネポンは2004年末の旧システム・ライセンス更新(他社製品)のタイミングに合わせ、新システム導入の検討を開始。従来のシステムでは、各部門で異なるシステムを使用していたため、営業部門と工場側で製品構成情報の品番のルールが統一されておらず、滞留在庫/過剰在庫が発生していました。また、承認プロセスが統一されていないなど内部統制上での問題点があり、全社的なシステムの刷新・統一化、さらに、システム的な購買連携が必要でした。
2004年9月に現在ネポンの代表取締役社長を務める福田 氏が、新システム導入プロジェクトを発足(当時:専務取締役)。10社以上のERPパッケージの選定を行った末、システムの保守・管理に必要なランニングコストが抑えられ、ソフトウェアの設定や設計を調整し、アドオン開発やデータが取り出しやすい「QAD2007」の全社規模での採用を決定し、2006年4月には全拠点での稼動に至りました。
今後、ネポンは顧客データベースを活用し、「QAD2007」をマーケティング戦略にも活用する予定です。

用語解説

【QAD Enterprise Applications 2007 について】
「QAD Enterprise Applications 2007 (QAD2007)」 は、 QADのビジョンである製造業界の「パーフェクト・リーン・マーケット」(コミュニケーションが瞬時に行われる、障害のないサプライチェーン)により顧客の需要拡大における「ムリ」と業務処理の「ムダ」を徹底的に排除した市場の構築を支援する製品です。
「QAD2007」は、製造業界における企業の「パーフェクト・リーン・マーケット」への移行をサポートいたします。
【ネポン株式会社について】
・社 名: ネポン株式会社 (英語表記: NEPON, Inc.)
・代 表: 代表取締役社長 福田 晴久
・本社: 東京都渋谷区渋谷1 丁目4 番2 号 ・設立: 昭和23 年6 月9 日
・資本金: 5億142 万4 千円 ・売上高: 82 億3 千5 百万円(2007 年3 月)
・従業員数: 356 名 (2007 年4 月1 日現在)
・株式市場: 東京証券取引所第二部(昭和49 年6 月) [コード:7985]
・事業内容: 農用機器(施設園芸用温風暖房機・温水ボイラ・環境制御機器等)の製造と販売
        汎用機器(建築設備用暖房機・温水ボイラ)の製造と販売
        衛生機器(簡易水洗便器・水廻り機器等)の製造と販売
        上記関連工事(管工事・電気工事)の設計と施工
・U R L: (リンク »)
【QAD について】
QAD はグローバルな製造業の企業にエンタープライズ・アプリケーションを提供するリーディング・プロバイダーです。QAD のアプリケーションは企業内外の製造資源・業務の管理に欠かせない機能を提供し、グローバルな製造業の企業がお客様、サプライヤー、パートナーと協力して、適切な製品を適切な価格と納期で提供することを支援しています。QAD 製品は、自動車、一般消費財、電機・電子製品、食品・飲料、工業製品、医療・医薬品の製造業界で、世界90 カ国以上、5,800 拠点、27 ヶ国語で使用されています。
( (リンク ») )
*QAD はQAD Inc.の登録商標です。

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