CTCとアンリツネットワークス、CATVソリューションの販売で協業

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

2007-12-20 11:00

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥田陽一、略称:CTC)と、アンリツネットワークス株式会社(アンリツ株式会社の100%子会社、本社:神奈川県厚木市、代表取締役社長:吉田勝也、以下アンリツネットワークス)は、アンリツネットワークスのCATVインターネット事業向け帯域制御装置「フェアシェア PureFlow FS10-CATV(以下FS10-CATV)」に関して、CTCと販売代理店契約を締結したことを発表します。これによりCTCでは、2008年1月より同製品の販売を本格的に開始します。


 CATVを利用したインターネットシステムの普及拡大にともない、通信速度の向上が進展しており、2007年には120Mbit/s以上でインターネット通信が行えるWideBand DOCSIS(※1)が本格的に導入されたことに加え、2008年には、FTTH並みの最大1.2Gbit/sという高速通信を可能とするDOCSIS3.0の仕様化が予定されています。
 その一方で、P2P (Peer to Peer)アプリケーションや音楽、映像等のファイルダウンロードサービス、ストリーミング配信など、大容量・広帯域通信の利用者が増加しており、加入者あたりの伝送トラフィック量は急増しています。
 このため、CATV業界では、広帯域サービスと帯域の公平な有効利用を両立できるソリューションへの期待が高まっていました。
 CTCは、従来からCATVインターネット用CMTS(※2)製品の販売を手掛け、豊富な実績を有しており、さらなる事業拡大に向けソリューションの拡充に取り組んでいました。
また、アンリツネットワークスは、各ユーザーの使用帯域を均等に割り当てる独自の公平制御技術を搭載したFS10-CATVを開発しました。
 そこで、CTCとアンリツネットワークスは、CATVインターネットシステムの分野で協業、FS10-CATVの販売代理店契約を締結しました。CTCは、今回の販売提携により、お客様にご提案するCATVネットワークソリューションに、アンリツネットワークスの製品を加え、今後本格的な販売活動を行っていきます。今後、CTCとアンリツネットワークスは、共同でマーケティング戦略を展開し、CATVインターネットのパフォーマンス向上と同時に高い帯域利用率を達成するFS10-CATVの優位性を、より多くのCATV事業者にご紹介及びご提案していきます。



[製品概要]
 FS10-CATVは、CATVインターネットシステムに特化した帯域制御装置であり、ブロードバンドネットインターネット接続サービスにおける回線帯域占有問題と輻輳問題を解決できます。これまでの帯域制御装置では困難だった使用帯域のダイナミック制御を実現しており、加入者に対する割り当てトラフィックを公平分配しつつ、回線帯域を無駄なく使用することが可能になります。


[営業情報]
■販売価格  :フェアシェア PureFlow(R)FS10 CATV 710万円(本体のみ、1回線対応)
■予定販売台数:100台(初年度1年間/国内のみ)


【CTCについて】
 CTCは、フロント系基幹システムや大規模基盤システムの構築、さまざまな業務知識に基づくアプリケーション開発、さらにデータセンターを活用したアウトソーシングサービスなど、特定の業種、業務に強みを持つユニークで総合力を兼ね備えたソリューションプロバイダです。世界最先端ITベンダーとのリレーションによる優れた技術力と、充実した運用・保守サポート体制による高い信頼性により、お客様のITライフサイクルの全フェーズで最適なサービスを提供します。
 またCATV業界においては、インターネットシステム分野を得意とし、CMTSおよびプロビジョニングシステムの導入・保守サポートを行っています。


【アンリツネットワークスについて】
 アンリツネットワークス株式会社は、アンリツ株式会社の情報通信機器事業を会社分割によって承継し、2006年7月1日に発足いたしました。
 NGNによる豊かなコミュニケーション環境を実現するために、高度なシステムインテグレーション力とIPネットワーク技術の融合を図り、システム設計、維持、管理などあらゆる局面で最適なソリューションとお客様本位のサポートを追求し、安全・安心で快適な社会の実現に貢献してまいります。


<本件に関するお問い合わせ先>
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
コーポレートコミュニケーション部 報道・PR課 
TEL:03-6203-4100
FAX:03-5512-3013
E-mail:press@ctc-g.co.jp


アンリツ株式会社
コーポレートコミュニケーション部
TEL:046-296-6671
FAX:046-225-8384
E-mail:Shoichiro.Nakamura@anritsu.com


アンリツネットワークス株式会社
営業部
TEL:03-5320-3565
E-mail:an-post@anritsu.co.jp

用語解説

※1:DOCSIS:Data Over Cable Service Interface Specifications
   CATVのネットワークでデータ通信を行うためのプロトコルを規定した技術標準。


※2:CMTS:Cable Modem Termination System
   ケーブルモデム終端システム。CATVユーザー宅に設置されているケーブルモデムとの
   信号をやりとりし、イーサネットフレームに変換する。これにより、CATVでインターネット
   サービスを実現する。

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]