□ 『2008年グローバル携帯端末市場の展望』
(リンク »)
□ BizMarketing サーベイ [SurveyReport]
(リンク »)
■ 資料概要
本レポートは、2008年を迎えた今、グローバル携帯端末市場がどのようなトレンドで動いていくかを把握し、予測することを目的に作成しています。
まず2008年に起こりうる4つのトレンドを抽出し、それからさらに細かく5つのトピックを抽出し、その背景と主なポイント、そしてROA Groupのキーコメントとして見解をまとめています。
■ エグゼクティブサマリー
~ レポート紹介 ~
本レポートは、2008年を迎えた今、グローバル携帯端末市場がどのようなトレンドで動いていくかを把握し、予測することを目的に作成しています。このレポートには、ROA Groupが2007年に行ったアジアの主要な移動体通信キャリア及び端末メーカー(特に、日本、韓国、中国)に関する戦略リサーチ及びコンサルティングプロジェクトの結果と実務担当者とのインタビュー、そしてROA Groupの意見を踏まえた内容が含まれています。
日本と韓国の場合、シャープ、サムスン電子、LG電子のようなグローバル端末メーカーが活発な動きを見せる地域であると同時に、NTTドコモ、KDDI、SKテレコム、KTFなど、“グローバリゼーション"に対する思い入れが強いキャリアらが携帯端末市場を牽引している。携帯端末に関する彼らの見解は、まさにグローバル市場においても相通じるところがあるといえます。
主な4大トレンドを5つのトピックに整理すると次のようにまとめられます。
1.モバイルOS及びプラットフォーム分野の競争が加速
- Mobile Linux勢力が拡大 ~
2008年は、70%以上の市場を占有している代表的なモバイルOSのSymbianと、その競合関係にあるWindows Mobile、そしてオープン型スタンダードを追求しているMobile Linuxとの争いが佳境に入る時期といえます。特にグーグルのAndroid OSを基盤としたOpen Handset Alliance(OHA)は、世界の主な端末メーカーとキャリアの関心が集中していることからも、2008年はMobile Linux元年になると期待されています。
2.スマートフォンの拡大
端末の差別化と競争力を確保するという点で、2008年はスマートフォンに対する関心がピークに達することが予想されます。また2008年には、全体の携帯端末市場に占めるスマートフォンの割合が約22%に達すると予測されます。さらにスマートフォンを中心にさまざまなウェブサービスとの連携が始まり、さらに活発化することが考えられます。
3.ユーザーインターフェースの高度化によってユーザーの
感情的な効果(Emotional Effect)が極大化
ユーザーインターフェースは、もはやプラットフォームとしての属性だけにとどまらず、消費者の購買意欲を刺激し、実際の購入行動へ導く“端末とサービスの差別化"戦略とみなされています。すなわち、ユーザーインターフェース=カルチャーコードとして認識されつつあり、アップルのiPhoneはその成功事例の代表格であります。今後、端末メーカーのOEM UIを差別化するため、さまざまな技術の導入やUIに関する企業の買収・合併が活発に展開されることが予想され、キャリアもまたUnified UI(有線と無線の区別なくユーザーへ一貫性のあるUIを提供する技術)の重要性をさらに実感することになるでしょう。
4.カメラモジュールの後に次ぐ、タッチスクリーンLCDが
携帯端末の新たな標準機能に
アップルのiPhone、LG電子のPRADA Phoneの発売後、タッチスクリーンLCDを搭載した端末が続々と登場しています。タッチスクリーンLCDの短所として指摘されてきた文字入力時にエラーが発生する問題は、最近タクタイルフィードバック技術とタッチスクリーンLCD技術が合わさったことで、徐々に解消されつつあります。このタクタイルフィードバック技術は、ユーザーが文字を入力した際、振動や色で現在どんな行為をしているのかを即時にフィードバックしてくれるもので、エンターテインメント的な要素も同時に提供しています。
5.GPS端末のポジション拡大
携帯端末が、Web2.0を基盤としたサービスの実現を果たすためのさまざまな技術を取り込めるようになったことで、GPS機能と検索エンジン技術が融合し、移動中でも即時にユーザーが位置を追跡できるサービスが登場しています。このように、携帯端末基盤のアプリケーションマッシュアップサービスが新たなトピックとして登場する可能性が高いです。携帯端末でユーザーが欲しい情報のうちの一つが位置情報であることを踏まえると、今後GPS携帯電話のポジションが拡大し、その位置情報サービスが新たなキラーアプリケーションとして浮上する可能性が高いです。
上記のように選定したトピック以外にも、2008年に入って最近ではモトローラが携帯電話事業を手放そうとする動きがみられ、今後モトローラの行方によっては競争勢力図が大幅に塗り替えられることも予想されます。この点は、携帯端末のトレンドとは別に競争図における変化として注目していく必要があるでしょう。
■ 資料目次
1.2007年における携帯端末市場の概要
1-1 2007年の主なイベントレビュー
1-2 新たなルール破り的な存在が登場、2008年の携帯端末市場を一貫するもの
2.2008年グローバル携帯端末市場におけるトレンド及びトピック
2-1 トピック1:モバイルOS、プラットフォーム分野の争いが加速
- Mobile Linux勢力の拡大
2-1-1 選定背景と理由
2-1-2 主なポイントと論点
2-1-3 キーコメント
2-2 トピック2:スマートフォンの拡大
2-2-1 選定背景と理由
2-2-2 主なポイントと論点
2-2-3 キーコメント
2-3 トピック3:ユーザーインターフェースの高度化によってユーザーの
感情的な効果(Emotional Effect)が極大化
2-3-1 選定背景と理由
2-3-2 主なポイントと論点
2-3-3 キーコメント
2-4 トピック4:カメラモジュールの後に次ぐ、タッチスクリーンLCDが
携帯端末の新たな標準機能に
2-4-1 選定背景と理由
2-4-2 主なポイントと論点
2-4-3 キーコメント
2-5 トピック5:GPS端末のポジション拡大
2-5-1 選定背景と理由
2-5-2 主なポイントと論点
2-5-3 キーコメント
3.結論
【図目次】
[図 1-1]ノキアの「Ovi」推進の背景と差別化ポイント
[図 2-1]ROA Groupが予測する2008年の世界携帯端末市場のトレンド
[図 2-2]グローバルモバイルOSを取り巻く競争勢力図と現況
[図 2-3]端末メーカー別のSymbian OS端末モデル数の比較
[図 2-4]機能性を改善するためのUIの変化 - ノキアの事例
[図 2-5]フルブラウジングを改善するためのUIの変化 - マイクロソフトのZenzui
[図 2-6]ブラックベリーの使いやすさを向上させるための特許出願事例
[図 2-7]タッチスクリーンを巡る主要プレイヤーの動き
[図 2-8]ノキアが構想する地図を中心としたGPS基盤サービスの例
■ 商品概要
商品名:2008年グローバル携帯端末市場の展望
発 刊: 2008年2月
発 行: 株式会社ROA Group
調 査: 株式会社ROA Group
販 売: 株式会社ライブドア メディア事業部 BizMarketing サーベイ運営事務局
判 型: A4カラー 37ページ
価 格: [製本版] 48,300円 (本体 46,000円+消費税 2,300円)
[PDF版] 48,300円 (本体 46,000円+消費税 2,300円)
[製本版+PDF版] 51,450円 (本体 49,000円+消費税 2,450円)
■ お申し込み方法
下記URLよりお申込みください。
⇒ (リンク »)
■ 参考URL
BizMarketing サーベイ
(リンク »)
■ 本件に関するお問い合わせ先
株式会社ライブドア 経営企画室 広報グループ
担当:南郷(なんごう)あかり
電話:03-5155-0100
E-mail:press@livedoor.jp
URL: (リンク »)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。