また、オープンソースのSolaris用アプリケーションにも対応しており、x64/x86ベース・システムへ移行した従来のアプリケーションに、OpenSolaris用アプリケーションを追加することが可能です。
今回発表する「QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Solaris/x86-64」は、既存のアプリケーションに豊富なアプリケーションを追加して、すぐに稼動させることができるようになることから、x64/x86ベースのSolaris10プラットフォームを導入済みの企業にとって非常に有効なソリューションです。
x64/86 Solarisの導入を選択したユーザは、ISV各社、オープンソース開発者、および社内アプリケーション開発部門が開発した幅広い分野のさまざまなSolaris/SPARCベースのアプリケーションを稼動させることで、直ぐにメリットを享受できます。
「QuickTransit」は、もっとも一般的なユーザの導入シナリオを反映し、エンタープライズ製品ラインとして以下の3つの構成があり、「QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Solaris/x86-64」はこれらすべてで利用可能です。
(1) QuickTransit Workstation:デスクトップおよびラップトップPCユーザ向け
(2) QuickTransit Server :大規模データセンタのサーバ統合プロジェクト向け
(3) QuickTransit Legacy :ベンダのサポートが終了したOSが稼動している古いレガシーハードウェアからアプリケーションを移植するための特別バージョン
「QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Solaris/x86-64」の評価版は、以下のサイトから申請し無償でダウンロード可能です。
(リンク »)
Transitive社は「Sun Partner Advantage Program」のメンバーであり、今回発表した「QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Solaris/x86-64」を、昨年サンフランシスコで開催された「2007 JavaOne Conference」で紹介しました。「QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Solaris/x86-64」は、「Solaris Ready Logo」認定を取得し、「Sun Solaris Ready Applications and Solutions Catalog」に登録されています。
また、SunとTransitiveは、SPARCベースのプラットフォームで稼動するネイティブのアプリケーションをソースコードもバイナリを変更することなく稼動させることができるQuickTransitの今後の新バージョンを共同で研究しています。
日本市場においても、企業のITインフラ戦略において、価格性能比、処理性能、設置スペースなどのさまざまな観点からTCOに優れたサーバ最適化が注目される中、Transitive社に対するニーズはますます高まっており、ネットワールドは、Transitive社の製品、および各種仮想化製品との組み合わせにより、ユーザニーズに最適な相乗効果の高いサーバ最適化ソリューションを提供していきます。
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今回の発表に関して、サン・マイクロシステムズ株式会社 産業営業統括本部 常務執行役員 統括本部長 川端 勝清 氏は、次のようにコメントしています。
「サンは、Transitive社の最新のソリューションをネットワールドがいちはやく日本市場で提供開始されることを歓迎いたします。これは日本のSolarisユーザの皆様にとっても非常に歓迎すべきことです。サンは、お客様の業務および運用ニーズに最適なインフラストラクチャを提供するためには、オープンで選択できることが重要だと考えています。米Transitive社との協業によって、サンのお客様はオープンソースのSolaris OS上の価値のあるソフトウェア資産をサンのシステムで有効に活用でき、また、それぞれのニーズに最適なアーキテクチャを選択することが容易になります。」
Transitive Corporation 社長兼CEO ボブ・ウィダーフィールド 氏は、今回の発表に際して以下のようにコメントしています。
「今回発表する最新版は、クロスプラットフォームの仮想化への需要が急増している時期にあって、わが社にとって重要なマイルストーンです。また、堅牢で信頼性の高いOSを求めている企業のデータセンタマネージャの中で、X86上のSolaris用のオープンソースアプリケーションへの関心がかつてないほど高まっているという意味でも非常にタイムリーです。」
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■「QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Solaris/x86-64」 の
出荷と販売価格ほか
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◇ 販売/出荷開始 :2008年4月4日
◇ 販売価格 :オープン価格
◇ ライセンス体系
・ 年間ライセンス(次年度以降更新要)および無期限ライセンスがあります。
・ CPUソケット単位でライセンスをカウントします。
(コア単位ではありません)
・ 仮想化用ライセンスがあります。
(ハイパーバイザー型の仮想環境で使用する場合)
◇ 販売経路とサポート
RISC/UNIXインテグレーション技術を持つネットワールドのシステムインテグレータ・パートナーを通じて販売します。
また、ネットワールドでは教育やコンサルティングなどのプロフェッショナルサービスを提供いたします。
※現在提供可能な「QuickTransit」は以下の3種類です。
QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Linux/x86-64 (2006年7月販売開始)
QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Linux/Itanium (2006年10月販売開始)
QuickTranist for Solaris/SPARC-to-Solaris/x86-64 (今回発表)
※「QuickTransit」の詳細 (日本語) は以下をご参照ください。
(リンク »)
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■ Transitive社について
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(リンク »)
Transitive社は、異なるハードウェア間でアプリケーションを移行させるソフトウエア技術のリーダーでありパイオニアです。同社のハードウェア仮想化製品「QuickTransit」は、特定のプロセッサー/OS用にコンパイルされたソフトウェアアプリケーションを、ソースコードやバイナリーに一切変更を加えることなく別の環境(プロセッサー/OS)で稼働させることができ、しかも実行スピードは移行後のプロセッサーのネイティブ速度とほとんど変わりません。この技術は、複数のハードウェアプラットフォームをサポートするための開発コストやリスクを劇的に削減し、タイム・ツー・マーケットの短縮に寄与します。また、コンピュータメーカの新しいコンピュータプラットフォームへの移行を促進し、より多くのソフトウエアが利用できるようになります。QuickTransitテクノロジは、アップル社の「Apple Rosetta」移行ソフトウエアのエンジンを提供しており、現在アップル社が出荷しているすべてのインテル・ベースのコンピュータに搭載されています。また、Silicon Graphics社のLinux/Itaniumベースのコンピュータにも搭載されています。
Transitive社は、カリフォルニア州ロスガトス市に本社を置き、研究開発拠点は英国マンチェスター市にあります。 同社は未上場企業で、Pond Venture Partners Ltd.、Manchester Technology Fund、Crescendo Venturesや Accel Partnersから出資を受けています。
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■株式会社ネットワールドについて
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株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャのソリューション・ディストリビュータとして、ユーティリティ・コンピューティング時代の企業データセンタと、そのセキュアでユビキタスなアクセスを実現する革新的な技術製品と関連サービスを提供しています。サーバやストレージ、そしてアプリケーションの仮想化に早期から取り組み、次世代のITインフラストラクチャのあるべき姿をリードしています。
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