そこでウルシステムズとNECソフトは、卸売業や製造業各社向けに低コストで容易に「流通BMS」を導入できるソリューションとして「流通BMSかんたん導入パック」を開発しました。「流通BMSかんたん導入パック」は、「流通BMS」の取引で実績のある各種ミドルウェアと対障害性に優れたハードウェアを組み合わせたソリューション製品です。基幹システムと連携するためのシステム構築や稼動後の保守も含めたトータルなサービスを提供いたします。本ソリューションの利用により、初期投資コストを抑えつつ容易に「流通BMS」に対応した電子商取引を実現することができます。
本ソリューション導入のメリットは、以下の通りです。
・初期投資コストの抑制
・基幹システムとの連携が容易
・検証済みのシステムとして短期に導入が可能
・大規模システムにも対応できるソフトウェア及びハードウェア構成の柔軟性
・全国に拠点を持つNECのサポート網を使った保守サービスが利用可能
「流通BMSかんたん導入パック」の構成は、以下の通りです。
・ハードウェア(Express5800シリーズ もしくは NX7700iシリーズ)
・OS(Windows もしくは UNIX)
・ミドルウェア(データベース、EDIソフト 他)
・アプリケーション(「UJX-Starter KIT」(注2))
・システム構築及び保守サービス
「流通BMSかんたん導入パック」の価格は、1セット550万円(税別)からとなります。
ウルシステムズとNECソフトは、関連するネットワークやシステム構築・保守サービスを含めて、3年間で30億円の売上を見込んでいます。両社は、今後「流通BMSかんたん導入パック」を通じて卸売業・製造業各社の「流通BMS導入」を積極的に支援してまいります。
なお、ウルシステムズとNECソフトは「流通BMS標準化の最新動向と対策方法がわかるセミナー」を4月18日(金)14時30分より NECブロードバンドソリューションセンター(場所:品川イーストワンタワー7階)で開催いたします。
セミナーの詳細につきましては、下記をご参照ください。
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用語解説
(注1)「流通ビジネスメッセージ標準」(略称 流通BMS)
大手総合小売業や食品スーパーで構成する「次世代EDIワーキンググループ」が策定したEDIの規格。受発注業務のプロセスや、交換するデータ項目などが規定されている。通信回線にはインターネット、データ項目の表現形式にはXMLを利用する。2007年4月3日にver1.0が公表され、現在経済産業省の外郭団体である流通システム開発センターが普及活動を実施している。
(注2)「UJX-Starter KIT」
ウルシステムズが開発した「流通BMS」に対応したサービスをより簡単に実現するアプリケーション。本製品は、XMLで規定された受発注情報をCSVファイルに変換できるため、自社の基幹システムと「流通BMS」にすでに対応している取引先とのデータ転送・接続処理が容易に短期間で実現できる。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。