Arnold Maschinenbau社、PTC(R) CoCreate(R) Modeling を用いてユニークなサメ観測用潜水艦を9ヶ月で開発

エクスプリシット モデリング手法を用い、世界初のホオジロザメ観測用潜水艦を設計・開発

PTCジャパン株式会社

2008-05-26 16:00

【2008年5月26日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、社長兼CEO:リチャード・ハリソン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)は、ドイツのエンジニアリング会社であるArnold Maschinenbau社がCoCreate Modelingを用いて、サメ観測用潜水艦(Shark Observation Vehicle II, SOVII)の設計・開発を行った、との米PTCの発表を明らかにしました。CoCreate ModelingはPTCのエクスプリシット3次元 CADソフトウェアで、試行錯誤による繰り返し設計のニーズが高いArnold Maschinenbau社の設計プロジェクトの基盤となっています。同社はホオジロザメ観測用潜水艦の開発を目的とした世界初の地球環境プロジェクトの遂行にあたり、CoCreate Modelingを選択しました。
Arnold Maschinenbau社は、南アフリカ沖におけるサメの生態の観測・記録を行う潜水艦を一年以内に開発する必要がありました。このような潜水艦は世界でも例がなかったため、同社は全く独自で設計を行わなくてはなりませんでした。この潜水艦の開発において、潜水艦船体重量の大幅な調整、船室の拡大、ルーフ部分の全面的な加工を主な課題としていましたが、CoCreate Modelingの3次元製品開発へのエクスプリシット モデリング手法により、部品やアセンブリを全く最初から作成することができ、設計のあらゆる段階で素早く変更を行うことができました。同社ではこの潜水艦の概念化から設計、変更、製造までを、わずか9ヶ月以内で行いました。

「他に例のない潜水艦を短期間で設計するというプロジェクトにはCoCreate Modelingが最良の選択だったと思います。我々は試行錯誤的な設計に頼らざるを得ず、海上実験の直前まで設計変更に対応しなければなりませんでした。このようなプロジェクトを成功させるには、PTCのCoCreate Modelingによるエクスプリシット モデリング手法を用いるのが唯一の方法だと思います」とArnold Maschinenbau社のマネージング・ディレクターであるピーター・アーノルド(Peter Arnold)氏は述べています。

「初期概念から製品設計を行い、設計進捗に伴い仕様が常に変更されるエンジニアリング会社のような環境では、柔軟性と繰り返し設計の速度を何よりも重要視します。Arnold Maschinenbau社は地球環境保全に重要な、全くユニークな製品を設計しました。それにはプロセス中の予想外の大規模な設計変更や、数多くの設計代替案の迅速な適用などが必要とされましたが、CoCreate Modelingはこれらに対応し、成功への主たる要因を提供しました」とPTCのCoCreate製品マーケティング統括兼開発担当副社長であるウーリッヒ・マーレ(Ulrich Mahle)は述べています。

Arnold Maschinenbau社では、今回のサメ観測用潜水艦の圧倒的な成功により、次回プロジェクトとして予定されている、海岸付近の浅瀬におけるサメの生態観測用の小型潜水艦開発にも、引き続きCoCreate Modelingを用いる計画です。


Arnold Maschinenbau社について
1998年に設立されたArnold Maschinenbau社 (Arnold Maschinenbau GmbH)は、ドイツ Sachsenheimおよびドイツ Neckarweihingenに拠点を持ち、特殊機械や自動アセンブリプロセス向けロボットステーションの設計から生産までを包括的に提供します。従来型アセンブリステーションやカップリング、ハンドリングの他、製品パレットには計測機器、漏出テストセル、インジェクションセルなどがあります。同社の顧客にはABB Automation 社、BERU社、 カール・ツァイス(Carl Zeiss Industrielle Messtechnik)社、ダイムラー社、DEUTZ社、ロバートボッシュ社、ThyssenKrupp Krause社、ヴァレオ社などの有名企業があります。

同社の詳細情報はwww.am-gmbh.com またはwww.sharkproject.org をご参照ください。


PTCについて
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品ライフサイクル管理(PLM)、コンテンツ管理、エンタープライズ・パブリッシングの各ソフトウェア・ソリューションを世界50,000社以上の企業に提供しており、その中には製造、出版、サービス、官公庁そしてライフサイエンスなどの産業分野における革新的な企業が含まれます。PTCの株式はNASDAQ市場に公開されており、S&P Midcap 400とRussell 2000の両指標に含まれています。

PTCジャパンについて
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区、社長:井上公夫)。コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、PLMソリューション製品群「Windchill」、エンタープライズ・パブリッシング・ソリューション「Arbortext」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング・製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内4事業拠点。Webサイト: (リンク »)


*PTCの社名、ロゴマークおよびPro/ENGINEER、Windchill、Arbortext、CoCreate、CoCreate Modeling、CoCreate Drafting、CoCreate Model ManagerおよびCoCreate Drawing ManagerなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

以上
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