「goo」のWi-Fi電波による位置測定実験サービスがWindows Mobileに対応

クウジット株式会社

2008-03-04 15:00

NTTレゾナント株式会社 (*1、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才 博美)は、インターネットポータルサイト「goo」(*2) 上に開設した実験サイト「gooラボ」において、クウジット株式会社(*3、本社:東京都港区、代表取締役社長:末吉 隆彦)の技術を活用して実証実験中のWi-Fi(無線LAN)電波による位置測定サービスの実験において、本日より、Windows Mobile搭載のスマートフォンからの本実験サービスの利用に対応します。
1. 概要

「gooラボ」では、2007年7月より、クウジット株式会社のWi-Fi電波から位置を測定する技術「PlaceEngine」を活用し、Wi-Fi電波を受信したパソコンにおいて、現在位置を地図上に表示するサービスの実験を進めてまいりました。
この度、Windows Mobileに対応することで、外出先等で現在位置が分からない場合でも、Windows Mobileを搭載したスマートフォンによりWi-Fi電波を受信できる環境であれば、地図上で現在地および周辺の情報を即座に閲覧することが可能になります。
パソコンでの利用に加え、スマートフォンでの利用を可能にすることで、利便性の高い地図サービスのニーズや機能の検証を図ります。

2. 「PlaceEngine」について

株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所が開発し、クウジット株式会社がライセンスを行っている位置推定技術です。無線LAN対応パソコンやスマートフォンなどのWi-Fi対応機器を利用し、専用のクライアントソフトウェアをあらかじめインストールすることで、簡単な操作にて現在位置を推定することが可能です。利用者が現在位置を登録することで、現在利用可能な首都圏および国内のいくつかの都市圏に加えて、利用可能なエリアが増えていく仕組みとなっています。

この度、「PlaceEngine」クライアントソフトが対応動作するWindows Mobile搭載機種をW-ZERO3(WS003SH, WS004SH)から大幅に拡大しました。今後、Windows Mobile 6 Standard Editionへの対応も予定しています。

3.利用方法

(1) 専用ソフトウェアのインストール
Wi-Fi対応のWindows Mobile 搭載のスマートフォンにて「PlaceEngine」のサイトから専用ソフトウェアをダウンロードしてインストールし、起動します。

「PlaceEngine」のURL: (リンク »)

(2) 「gooラボ」にアクセス
「gooラボ」の「エリア情報検索実験」ページ(URL: (リンク ») )へアクセスし、「現在地を取得」ボタンをクリックします。その際、専用のクライアントソフトウェアを通じて、受信した電波に関する情報を「PlaceEngine」のサーバにインターネット経由で送信し、あらかじめ登録されているアクセスポイントに関する情報と照合の上、現在位置を推定してスマートフォンにその情報を送信します。

(3) 対応端末
現在の主なWi-Fi対応のWindows Mobile 搭載のスマートフォンの動作状況および対応状況は以下の通りです。

(リンク »)

4. 今後の展開

NTTレゾナントおよびクウジットでは、本実験を通じて、地図サービスの新たな利用形態を探ってまいります。

※「Windows Mobile」は米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
※「PlaceEngine」 は、クウジット株式会社の登録商標です。
※「PlaceEngine」 は、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所が開発し、クウジット株式会社がライセンスを行っている技術です。
※ その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

以上

用語解説

《 補足 》
(*1)【 NTTレゾナント 】 (リンク »)
NTTレゾナントは、平成16年4月1日、インターネットポータルサイト「goo」や、独自のEラーニングサービスを提供するNTT-Xと、ブロードバンドコンテンツ提供サービス「BROBA」や、映像会議サービス等のパッケージサービスを提供するNTT-BBの事業を統合し、営業を開始しました。
NTTグループのブロードバンド事業のアプリケーションサービスとして、国内最高レベルの検索機能を有する「goo」を、ブロードバンド時代をリードするポータルサイトとして強化・発展させるとともに、操作性に優れた高品質な双方向映像コミュニケーションサービスを先導的に開発・提供するなど、インターネットユーザの幅広いニーズに応える利便性の高いサービスを実現します

(*2)【 goo 】 (リンク »)
NTTレゾナントが運営する「goo」は、1か月あたり約4,000万ブラウザ※からのアクセスを有する、日本を代表するインターネットポータルです。サービスの中核である「検索サービス」ではWebページの検索サービスのみならず、辞書や地図、その他各種実用情報などの多彩且つ膨大なデータベースの検索サービスを提供しています。 また、併せて「コンテンツ」「パーソナル便利ツール」「コミュニティサービス(約 785万会員)」等の幅広いサービスも提供しています。また、それらサービスへのアクセス者数を背景として、国内屈指のネット調査サービス「gooリサーチ」等を、主に法人向けに提供しています。
※2008年1月の弊社ログシステムより、「goo」へのアクセスデータから、当該期間中にアクセスされたユニークブラウザ数をカウントし算出。

(*3)【 クウジット 】 (リンク »)
「PlaceEngine」技術を開発したソニーコンピュータサイエンス研究所のメンバーが中心となり2007年7月にソネットエンタテインメント株式会社の連結子会社として設立されました。「PlaceEngine」技術のライセンス提供や開発支援、および同技術を核にしたサービスの企画・開発・運営を行っています。

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]