エアバス、ユーロコプター、アストリアムを含む多国籍企業グループEADS、 「PHENIX」(フェニックス)エンタープライズ製品ライフサイクル管理ソリューションを提供する唯一のベンダーとしてPTCを選定

「調和」のとれたPLM環境の構築で全社統合、納期短縮、品質向上を実現へ

PTCジャパン株式会社

2008-07-31 15:30

【2008年7月31日】 PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、社長兼CEO:リチャード・ハリソン)は、7月29日(米国時間)、エアバス、ユーロコプター、アストリアムを含む欧州航空宇宙・防衛最大手のEADS社(European Aeronautic Defence and Space Company)が、2007年から取り組みを開始したグループ全体の戦略的プログラムであるPHENIX (フェニックス)の構成要素で、EADSグループの企業が導入している様々なPLMシステムを手法、業務プロセス、システムの面から「調和」する全社PLMソリューションの唯一のベンダーとして、PTCを選定したと発表しました。
EADSはグループ全体の調和を推進しており、部門間の意思疎通の改善、納期の短縮、製品品質の向上に大きな前進を遂げています。PTCのWindchill(R)は、EADSのエンタープライズPLMバックボーンとしての役割を果たし、製品開発全体を一元管理するシステムとして機能します。EADSは、PTCのWindchillをベースに「PHENIXHANGE」と呼ばれる環境を構築し、共通のエンタープライズPLMシステムとしてEADSグループ全体がこれから始まるすべてのプログラムで利用していくことになります。

「今回の新たなパートナーシップと調和のとれたPLM環境の構築によってコスト削減、納期短縮、品質向上が可能となり、グループ全体に極めて大きな効果がもたらされます。業務の流れにおいて調和がとれることでコミュニケーションが強化され、世界各国の拠点間の協力が促されます。PTCは我々の業務のニーズに最も適合し、説得力のあるソリューションを提案してくれました。PTCには感謝の意を表し、また、PHENIXプログラムを率いるジャン-イヴ・モンドン(Jean-Yves Mondon)とチームのメンバーに対して、EADS全体をさらに高度に連携させる仕組み作りに貢献したことを称えたいと思います」と、EADS最高技術責任者(CTO)のジーン・ボッティ(Jean Botti)氏は述べています。

複雑なデータ管理の環境づくりを一社に任せるという決定は、EADSが部門横断的に推進しているPHENIXプログラムにとっては画期的なことであり、各部門における製品ライフサイクル管理(PLM)の手法、業務プロセス、システムの調和をさらに推し進めることになります。

EADS副社長兼PHENIXプロジェクト責任者であるジャン-イヴ・モンドン(Jean-Yves Mondon)氏は、「EADSにとってこれだけ重要な活動を一社に任せるということは簡単に判断できることではなく、PHENIXプログラムでは広範囲にわたる選定プロセスを実施しました。このプロセスは、コネチカット州スタムフォードにある、PLM領域の第三者機関といえるCollaborative Product Development Associates社(CPDA) からも、PLMプロバイダー選定のベンチマークになると認められました」と述べています。

PTCの社長兼CEOであるリチャード・ハリソン(C. Richard Harrison)は「主要PLMソリューションを広範囲にわたって比較検討し、最終的にPTCのテクノロジーがEADS PHENIXエンタープライズPLMソリューションに選定されました。弊社のPLMソリューションであるWindchillが最終的にEADSの要求に最も合致したものであったことは非常に喜ばしいことです。今回の決定は製品開発領域におけるPTCの強みを大きく際立たせるものであり、今後もEADSの調和の取れたPLM環境の構築のために、同社とのパートナーシップが持続していくことを期待しています」と述べています。

EADSについて
EADSグループは航空宇宙・防衛関連のサービス分野でのグローバルリーダーで、2007年の売上高は391億ユーロで従業員数は116,000名を数えます。本グループには航空機メーカーのエアバス、世界最大のヘリコプターメーカーのEurocopter(ユーロコプター)、そしてアリアン、ガリレオといった宇宙プログラムを主導するヨーロッパ最大のEADS Astrium(アストリウム)等の企業が含まれます。EADSの防衛・安全保障部門は総合システムソリューションを提供しており、Eurofighter (ユーロファイター)企業体の主要パートナー、ミサイルシステムのメーカーであるMBDAの主要株主という立場を確固たるものにしています。また、EADSではA400Mの開発を軍用機部門で行っています。

PTCについて
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品ライフサイクル管理(PLM)、コンテンツ管理、エンタープライズ・パブリッシングの各ソフトウェア・ソリューションを世界50,000社以上の企業に提供しており、その中には製造、出版、サービス、官公庁そしてライフサイエンスなどの産業分野の革新的な企業が含まれます。PTCの株式はNASDAQ市場に公開されており、S&P Midcap 400とRussell 2000の両指標に含まれています。

PTCジャパンについて
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)。コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、PLMソリューション製品群「Windchill」、エンタープライズ・パブリッシング・ソリューション「Arbortext」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング・製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内4事業拠点。Webサイト: (リンク »)   


特定のPTC製品やサービスの選定に関する発表は、必ずしもその製品やサービスに関わる売上の正式計上の時期や特定期間の売上金額を示すものではありません。本発表の結果としての現在における業績見通しの変更はありません。

*PTCの社名、ロゴマークおよびWindchill、Pro/ENGINEER、Arbortext などすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。
その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。


以上
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