アクシスのネットワークカメラが ソフトバンクIDCのデータセンター内映像監視システムに採用

~アナログからデジタルへ移行し、IPネットワークを活用した 効率的な映像監視を実現~

アクシスコミュニケーションズ株式会社

2008-08-19 11:00

 世界のネットワークカメラ市場のリーディング企業である、アクシスコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:浅野誠一、以下アクシス)は、ソフトバンクIDC株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:真藤豊、以下ソフトバンクIDC)が運営する東京新宿データセンターの映像監視システムに、60台のアクシスのネットワークカメラ「AXIS 210A 」が採用されたことを発表いたします。


 ソフトバンクIDCは全国8ヶ所のデータセンターで、ネットワークセキュリティや運用監視を含む高品質のデータセンターソリューションを提供しており、専業データセンター事業者の中では最大規模を誇っています。年々高まるデータセンターへのニーズに、高信頼かつ高パフォーマンスで応えるために設備の拡充を行っており、東京新宿データセンターに、アクシスのネットワークカメラを導入し、IPネットワークを活用した高効率な映像監視システムを構築しました。


<導入の背景>アナログ監視システム管理の効率化


 ソフトバンクIDCは従来、アナログカメラとテープデッキによるアナログカメラシステムを採用しており、毎日デッキのテープ交換や、テープの巻き戻し、録画操作設定などの作業に人的労力を費やしていました。また、膨大な過去の録画テープの保管場所を確保する必要もありました。さらに、過去の映像を閲覧する際には、テープを探しだし、映像を検索する作業にも時間と手間がかかり、録画映像の活用も容易ではありませんでした。利用していたアナログシステムの操作には、専門性や習熟が要求されていたため、より簡易な操作性が求められていました。


 今回のシステム導入に際し、以下の項目が要件として求められました。
1)多くの企業のビジネスを支えるデータセンターを24時間365日監視する信頼性
2)将来、全国に展開するデータセンターを一元管理できる拡張性の高いシステム
3)配線や電源設置に関わる工事費用を抑えるためのPoE対応カメラ
4)少ないサーバ台数でシステム構築可能、柔軟性の高い映像管理・録画アプリケーション


<解決策>アクシスのネットワークカメラ導入によるIPネットワーク映像システム構築


 これらの課題を解決するために、ソフトバンクIDCでは映像監視システムをアナログからデジタルへ移行し、既存のIPネットワークを活用したネットワークカメラシステムを構築しました。採用されたネットワークカメラ「AXIS 210A 」には、PoE機能が備わっており、ネットワークケーブル経由での電源供給ができるため、設置に関わる手間やコストが削減されました。また、今回のネットワークカメラの選択にあたっては、PoE対応に加え、何社ものシステムインテグレーターからアクシス製品が推奨されたことも決め手になりました。


映像管理ソフトウェアとしては、株式会社トリワークスの「ArobaView」が選定されました。サーバ1台で対応できるカメラの種類、台数が多いこと、さらにアクシスのカメラとの相性が良い点が評価されました。


 導入後は毎日のテープ交換等の作業やテープの保管スペースが不要になりました。また、「AXIS 210A 」には、インテリジェンス機能である動体検知機能も備わっており、カメラ自体が人や物体の動きを検知した時のみの映像保存が可能なため、ネットワークやサーバにかかる負荷が軽減され、効率的なデータ保存が実現しました。さらに、録画した映像の検索、再生も簡単にできるため、データの活用が広がっています。例えば取得物があった際に、誰が忘れていったのかを簡単に確認できるようになった他、データセンター内入館者の動向の把握にも役立っています。


 今後の展開について、ソフトバンクIDC技術本部 施設部 部長の佐々木聡氏は、「今後は順次各地のデータセンターにもネットワークを活用した映像監視システムを導入していく予定です。将来的には全データセンターのカメラシステムを一元管理したいと考えています。また、いずれは顔認証やRFIDなどの技術とアクセスコントロールシステムとの統合により、館内の人の動きをデータ化し、記録できるシステム構築を視野にいれています。」と語っています。


本導入事例参照URL: (リンク »)



■ソフトバンクIDC株式会社について
ソフトバンクIDCは、全国9ヶ所にデータセンターを展開する国内最大級のデータセンター専業会社です。現在1,600社以上のお客様へネットワークセキュリティや運用監視を含む高品質のデータセンターソリューションを提供しています。高規格な設備に加え、65Gbpsの大容量バックボーンを有し、ISO27001およびITIL※準拠の運用フレームワークに基づいて専門技術者が24時間365日お客様機器の保守・運用・監視を行うなど高品質なマネージドサービスを特長としています。
※:ITIL:IT Infrastructure Library イギリス政府が策定した、コンピュータシステムの運用・管理業務に関する体系的なガイドライン。


■アクシスコミュニケーションズ株式会社について
アクシスコミュニケーションズ株式会社は、ネットワークカメラを中心としたネットワークビデオソリューションをワールドワイドで展開するスウェーデンのAxis Communications ABの日本法人として1994年に設立されました。当社の製品は、独自設計のASICを採用し、高い画像品質とネットワーク接続性を誇っています。また、オープンスタンダード技術に準拠することにより、他システムとの統合性および、システムの柔軟性と拡張性の高さを実現しています。アクシスのネットワークカメラは、1996年の出荷以来、主にセキュリティ監視や遠隔モニタリング用途として、世界70ヶ国で100万台以上(2007年10月現在)が導入され、日本国内でも多くの導入実績を誇ります。詳細は (リンク ») をご覧下さい。


■本件問合せ先■
アクシスコミュニケーションズ株式会社 マーケティング
〒108-0075 東京都港区港南2丁目16番1号 品川イーストワンタワー13階
TEL:(03) 6716-7850 FAX:(03) 6716-7851
E-mail: marketingkk@axiscom.co.jp
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

アクシスコミュニケーションズ株式会社の関連情報

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]