武州ガス、分散された業務システムの統合化にあたりDr.Sum EAを採用

60種類の業務システムのデータを一元管理  顧客情報データの統合により、迅速かつ正確な対応を実現

ウイングアーク1st株式会社

2008-08-28 09:40

 Form&Dataのウイングアーク テクノロジーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:内野弘幸、以下 ウイングアーク テクノロジーズ)は、都市ガス事業を展開する武州ガス株式会社(本社:埼玉県川越市、以下:武州ガス)が、ガス器具を使用している顧客情報など必要なデータを複数のシステムから一元的に管理し、情報共有することを目的に、データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」を採用されたことを、お知らせいたします。

 武州ガスでは、開発言語もデータベースも異なる約60種類の業務システムを適材適所で開発、運用管理をおこない、メインフレームからオープンシステムまで、さまざまなテクノロジを効果的に利用したサポートを提供しています。既存システムは業務ごとには最適化されていましたが、例えばガス器具を使用している顧客情報など、必要なデータを複数のシステムから抽出する作業をさらに効率化し、1秒でも早く把握したいとの要望がありました。この他、WANを経由するためにネットワークやサーバへの負荷が大きいこと、メインフレームから重要なデータを抽出するには技術者でなければ作業できないことも課題としてあげられていました。

 現在、都市ガス業界では、ガス器具の不具合によるリコールへの対応や、電力業界が提唱するオール電化の研究や対策など、迅速かつ正確な対応が求められています。そこで、武州ガスのシステム開発グループは、利用者からの「データを一元的に見たい、情報共有したい、必要なときに必要なデータを活用したい」という要望から、顧客満足度を向上させるためにもデータ活用は必要不可欠と捉え、60種類の業務システムのデータを一元管理できる仕組みを構築。顧客ニーズを的確に把握するための分析用画面を構築するツールとして、Dr.Sum EA Datalizer for Webが採用されました。

「Dr.Sum EA」が導入された理由は以下の通りです。
1.高速な処理能力
2.簡単で使いやすい操作性
3.幅広い業務への活用

 具体的には、2007年12月よりサーバの導入および設定を行い、Dr.Sum EAのテンプレート(定義ファイル)を開発、2008月2月より社内システムに一部を公開されました。その後も必要なテンプレートを順次開発し、現在、顧客情報の分析を行うための「ホストシステム関連」と工事の進捗状況を把握するための「工事受注システム関連」の2業務で17種類のテンプレートを展開されています。これまでは、営業担当や工事担当が各マネージャーの依頼で作成していたレポートも、各マネージャーが直接分析できるようになり、作業の効率化を実現されました。

 また、開発に携わったご担当者様は「とにかく集計が速い」、「初期値のデータがすぐに表示されるのはあたりまえですが、別集計を行っても数秒で結果が戻ってくるのは驚きでした。たとえば6時間程度かかっていた約30万レコードの集計が5秒程度でできます。なぜこんなに速いのか不思議です」「以前は経営陣から“ウィズガスカスタマー(※注1)が何人いるんだ”と聞かれても即答することができませんでした。人数を把握するためのデータ集計に1カ月程度が必要でしたが、Dr.Sum EAは、ほんの数秒で集計結果を出力してくれます」とDr.Sum EAの使用感についてコメントされています。

 武州ガスは、データ分析を有効活用することで、顧客により快適性の高いガス器具を提供し、顧客満足度の向上に尽力されています。今後は、ウィズガスカスタマーの増減の推移を前月と比較して把握するために、データをグラフ化できるDr.Sum EA Visualizerの活用を検討されています。

 武州ガス様のDr.Sum EA導入事例詳細については以下URLをご参照ください。
  (リンク »)

注1:コンロ、給湯器、床暖房の3つのカテゴリで高性能・高効率などを判断材料に、武州ガスが独自に定めた基準の器具をすべて利用している、武州ガスの顧客の総称。

[武州ガス株式会社について] (リンク »)
創業:1926年10月
所在地:埼玉県川越市
事業内容:都市ガス、ガス器具の販売とこれに関連する付帯工事。都市ガス事業を中核に、地域社会の繁栄に貢献することを企業理念に、地域に根ざした活動を展開、新たな時代における顧客の期待に応えることを目的に、常に顧客志向に徹し、社業の発展に努めている。

[ウイングアーク テクノロジーズについて]
「Form&Data」のウイングアーク テクノロジーズは、大手SI企業や企業の情報システム部門が取り組むシステム開発と現場業務の効率化をはかるため、「帳票、レポート、ドキュメント」の分野に特化したツール・ミドルウエア製品、サービス、サポート、導入支援、トレーニング等のサービスを提供します。とくに、情報システムに共通する「データ」のINとOUTに対して、業務に見やすい「フォーム」を使ったユーザインターフェイスによって、ソフトウエアの組み合わせによる短期システム構築と、わかりやすい業務の運用を実現しています。
・「StraForm-X」【帳票入力】業務にあるドキュメントのデータ化とWebシステム化
・「Dr.Sum EA」【データ活用】業務に蓄積されるデータの高速な集計分析と可視化
・「SVF」【帳票出力】基幹系帳票システムの統合・共通化、帳票運用の効率的な一元化

[会社概要]
社名:ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
代表取締役社長:内野 弘幸
設立:2004年3月
資本金:1億円
売上高:83億円(2008年2月期)
従業員数:161名(2008年2月現在)
事業内容:帳票・レポート・ドキュメントの分野におけるソフトウエア製品の開発、販売、導入支援、保守サービスの提供。
URL: (リンク »)

<製品に関するお問合せ先>
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社  
〒108-0075 東京都港区港南1-8-15 Wビル14F
TEL:03-6710-1700  FAX:03-6710-1701  
E-mail:drsum@wingarc.co.jp

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