「Vシリーズ」は、他社製ストレージのボリュームを認識し、Data ONTAPのストレージプールに組み込む機能を備えています。そのため、他社製ストレージのヘッドユニットとして搭載することで、一元的な管理を実現する新製品です。NAS接続だけでなく、SANおよびiSCSI接続にも1台で接続可能なマルチプロトコルに対応しています。他社製のストレージが混在し運用が複雑な環境において、用途や環境に応じて最適なデータ・アクセス方式を組み合わせたストレージ環境の構築と一元管理を実現することができます。IT管理者は、運用プロセスを単純化し、運用管理コストも含めた総所有コストを低く抑えた利用効率の高いストレージ環境を構築することができます。
「Data ONTAP」を搭載する「Vシリーズ」は、他社製ストレージのヘッドユニットとして接続するだけで、既存のストレージ環境を大幅に変更することなく、最新のストレージ技術を利用することが可能です。具体的には、仮想化されたストレージ容量を柔軟に拡大・縮小できる「FlexVol®」の技術や、2008年2月よりData ONTAPに組み込まれている重複排除機能(Deduplication)など、最先端のストレージ管理技術を既存の他社製ストレージでも利用できるようになり、柔軟性と機能性に優れたデータ管理基盤の構築が可能になります。さらに、「Vシリーズ」を組み合わせることで、異機種混在の環境においてもプライマリー環境から重複排除機能が可能となるため、セカンダリー環境やアーカイブ環境での重複排除を実施した場合と比べて、さらに余剰なストレージ容量を少なくし、運用に伴うストレージの消費電力、冷却コストを削減することができます。
「Vシリーズ」で対応する他社製ストレージは、IBM、HP、Hitachi、EMC、Fujitsu、3PAR各社の製品です。動作検証済みの対応製品一覧は、下記ページをご覧ください。 (リンク »)
現在、企業のデータセンターは、急増するデータに応じて、用途ごとに異なるストレージを組み合わせた結果、異機種混在の多種多様なストレージシステムが稼動しており、ストレージの容量だけでなく、ストレージの稼働状況や空き容量の監視など、管理すべきストレージの数が増え続けています。そのため、現在のデータ管理環境は複雑となり、増え続ける運用コストや、管理の複雑さ、リソースの非効率性などが、企業のIT部門にとって大きな課題となってきています。
ネットアップは、他社製ストレージの一元管理を容易にするストレージ仮想化専用システムにより、異機種の混在する環境において、ストレージ統合による運用コスト削減や、最先端のストレージ技術の導入を検討しているお客様の環境において、運用効率に優れたデータ管理基盤を提供していきます。ネットアップは、今後もビジネス環境の変化に、迅速かつ柔軟に対応可能な情報管理基盤の構築ニーズに幅広く対応していきます。
<主な製品仕様>
機 種 管理可能な 制御可能な
最大ストレージ容量LUNの最大数 搭載メモリ
NetApp V3020 168TB 168 4GB
NetApp V3040 336TB 336 8GB
NetApp V3070 504TB 504 16GB
NetApp V3140 420TB 420 4GB
NetApp V3170 840TB 840 16GB
NetApp V6030 840TB 840 32GB
NetApp V6040 840TB 840 32GB
NetApp V6070 1,008TB 1,008 64GB
NetApp V6080 1,176TB 1,176 64GB
対応プロトコル: FCP、iSCSI、NFS、CIFS(全製品共通)
<提供開始時期>
2008年9月10日より
<価格>
ネットアップのFAS3100シリーズは、正規販売代理店を通じて販売されます。
機 種 参考価格(税抜)
NetApp V3020 11,207,000円
NetApp V3040 20,907,000円
NetApp V3070 27,896,000円
NetApp V3140 15,881,000円
NetApp V3170 30,005,000円
NetApp V6030 30,656,000円
NetApp V6040 34,935,000円
NetApp V6070 54,164,000円
NetApp V6080 54,149,000円
各製品写真は、下記URLから入手可能です。
(リンク »)
以上
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。