URTは、ラジオ、ビデオ、ナビゲーションといったほとんどすべての放送規格信号を擬似的に作り出すことができるプラットフォームです。
カーナビ、カーオーディオ製品のメーカーは、それぞれ使用される放送信号ごとに異なったテスターでテストを行っています。しかし、このURTの登場により一台のRF信号発生器(National Instruments(ナショナルインスツルメンツ)社製PXI-567x)で、複数の放送信号(デジタルとアナログ)のテストを実現しました。URTでサポートしている放送規格はAM/FM、RDS・RBDS(注1)、シリウス(注2)、XM(注3)、DAB(注4)、HDラジオ(注5)、GPS(注6)など現在使用されているほとんどすべての放送信号に対応しています。
<ユニバーサル・レシーバ・テスター(URT)の特長>
1.カーナビ、カーラジオ、ビデオのほとんどの放送規格信号をテストすることが可能
●テスト可能なラジオ信号:
AM/FM、RDS/RDBS、Sirius、XM、DAB(Digital Audio Broadcasting)、HD Radio In-Band On-Channel
●テスト可能なカーナビ信号:
GPS 1チャンネル、TMC(注7) over RDS、DARC(注8)、VICS(注9)
2.放送信号はソフトウェアツールキットによって生成するため、ソリューションの拡張が容易
●PXIカードを追加することにより、オーディオ解析やバス・コントロールを行うことが可能
●実装されたコントローラにより、ほとんどの放送規格に対してリアルタイムでデジタル変調を行うため、無制限にSirius, XMまたはDABからの大変長いデータファイルの連続的な再生が可能
●グラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)は、パワー、周波数、挿入ロス、CN比などの調整をリアルタイムにサポート
●レコード&プレイバックのツールキットは、自動車で無線周波数(RF)を記録するRF記録 ・再生システムを備えているため、RF受信機の検証の際にフィールドでのテスト工数の削減が可能 (オプション:RF記録ソフトウェア、RF再生ソフトウェア)
理経では自動車メーカー、カーナビ・カーオーディオメーカー、GPS・TVチューナーメーカー向けにURTを積極的に販売して行きます。2008年度の日本の市場規模はおよそ10億円と予測しています。
(注1) 欧州RDS(ラジオデータ・システム)、米国RBDS(ラジオ放送データ・システム)
(注2) 米国衛星ラジオ局の名前
(注3) 米国衛星ラジオ局の名前
(注4) Digital Audio Broadcastingの略称
(注5) 米iBiquityが開発を手がけたIBOC(In-Band On-Channel)方式の地上デジタルラジオ放送
(注6) Global Positioning Systemの略称
(注7) Traffic Message Channelの略称
(注8) Data Radio Channelの略称
(注9) Vehicle Information and Communication System
<アベルナ社について>
Averna Technologies Inc.,は、本社をカナダ ケベック州モントリオール市に置く、米国の計測器市場で3位の導入実績を誇る計測ベンダーです。URT、自動車内のAVシステム開発システム「Sed Net IEEE-1394」、生産ライン管理ソフト「Proligent」などを製造しています。
米国大手計測ベンダーのナショナルインスツルメンツ社の数少ないセレクトパートナーに認定されており、URTの使い易さ、生成信号の精度に定評があります。
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株式会社 理経
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本件に関して:部品機器第2営業部 第4グループ 永田/黄(コウ)/鈴木(昭)
03-3345-2177 (ダイヤルイン)
E-Mail:nni@rikei.co.jp
その他について:企画開発部 内山
03-3345-2180(ダイヤルイン)
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