KPNがベルギーのブロードバンドインフラの構築に Nortelの40G対応オプティカル・ソリューションを採用

ベルギー全域のサービス向上を推進するためにネットワーク容量を拡大

ノーテルネットワークス株式会社

2008-09-24 15:00

アムステルダム発 - Nortel* [NYSE/TSX: NT]は、オランダの通信事業者KPNの子会社であるKPN Belgium NV/SA(以下、KPN Belgium)が、同社の広域ブロードバンド・サービスにNortelの40G対応オプティカル・ソリューションを導入したことを発表しました。今回の導入により、KPNのオプティカル・バックボーン・ネットワークのネットワーク容量が飛躍的に拡大し、同社が提供する全てのサービスの品質が向上されます。
KPNは、今回強化されたベルギーのバックボーン・オプティカル・ネットワークによって、企業VPN、ストレージ・ソリューション、インターネットビデオなどの広帯域を必要とするアプリケーションに対するビジネスや一般家庭からの高まるニーズに対応する計画です。また、このネットワークは価格競争力に優れていることから、固定電話やブロードバンド・サービスにバンドルされるマルチプレイ・パッケージの価格に敏感な消費者に対して、競争力のある価格での提供を可能とするでしょう。

KPN BelgiumのCEOであるペール・ニルソン(Pär Nilsson)氏は次のように述べています。「私達は、当社の顧客が、高速インターネットやインターネットベースのアプリケーションなど、エンドユーザーが望むサービスを利用できるよう、帯域の制約から解き放つことを目標に据えています。現在世界のどの通信事業者も帯域幅を求める声に応えるべく奮闘を続けています。今回強化したネットワークによって、KPN Belgiumがこの課題を克服し、ベルギー全域に最高の顧客サービスを提供することにつながると信じています。」

Nortelの北部地域(Northern Region)、欧州・中東・アジア(EMEA)担当のプレジデントであるティム・ワトキンス(Tim Watkins)は次のように述べています。「Nortelの40G対応オプティカル・テクノロジーは、KPNのような通信事業者のネットワーク帯域を簡単かつ安価に拡大させることが可能です。また、Nortelのオプティカル・テクノロジーは、せまり来る帯域幅要求に応えるためにネットワーク容量を拡張するだけではなく、既存のネットワーク資産を活用することで、今日最もコスト効率が良く、同時に将来100Gへの移行が非常に簡単に行うことができる唯一の技術でもあるのです。」

この新しい40G対応ネットワークは、Common Photonic Layer やOptical Multiservice Edge 6500を含むノーテル・メトロイーサネット・ネットワーク・ポートフォリオの製品を使用しています。KPN Belgiumが導入したソリューションの特徴としてelectronic Dynamic Compensating Optics (eDCO)テクノロジーの採用が挙げられます。このテクノロジーは、優れた到達距離と統合化された分散マネジメント機能
により、10G/40Gオプティカル・ネットワークにおけるReconfigurable Optical Add/Drop Multiplexing (ROADM)の機能を、より効果的に活用することが可能になります。次世代のDWDMネットワークがベルギー国内の複数の主要地域をつなぐ一方、Nortelの40GソリューションによってKPN Belgiumが既存のネットワークを有効に活用し、より帯域の広いネットワークを提供することを可能にします。

Optical Multiservice Edge 6500のシェルフに10Gまたは40Gトランスポンダー・カードを差し込むだけで、エンド・ツー・エンドの波長がOptical Service Provisioning (OSP)ツール上で利用可能になります。このソリューションでは、計画・配備・メンテナンスすべき機器が少なくてすむため、KPN Beugiumは迅速にエンドユーザーにサービスを提供することができます。このDWDMソリューションは、40G波長を88ライン(毎秒3.52テラビット)サポートすることができます。オプティカル・サービス・プロビジョニングとネットワーク・サービス・ビューは、NortelのOptical Network Managerに含まれるアプリケーションです。

KPNについて
KPNはヨーロッパにおける通信およびICTの大手サービスプロバイダーです。消費者向けに有線および無線電話、インターネット、TVサービスを提供し、ビジネス顧客にはエンド・ツー・エンドの通信およびICTサービスを提供しています。KPNの子会社であるGetronicはグローバルICTのサービスカンパニーとして、通信インフラやネットワーク関連ITのエンド・ツー・エンドソリューションを提供し、ベネルクス諸国の市場で優位な位置を保っています。ドイツやベルギーにおいてKPNは、モバイル・オペレーションにおいてマルチ・ブランド戦略を推進し、E-Plus や BASEといった競合の中、業界第三位のポジションにあります。KPNはネットワークサービスの卸売販売を第三者に行っており、iBasisの国際的な卸売販売で効果的なIPベースのインフラストラクチャー形成を世界的な規模で推進しています。

KPNは2007年12月31日に3,500万人もの顧客にサービスを提供しました。、その内訳はワイヤレスサービスが2,700万人、540万人が有線音声通信、240万人がブロードバンド・インターネットで50万人がTVでした。社員数25,500人(Getronicsを含めると43,531人)。2007年には、金利・税金・償却前利益(EBITDA)49億ユーロを含む126億ユーロの売上げを達成しました。同社は1989年に設立され、アムステルダム、ニューヨーク、ロンドン、フランクフルトの証券取引所に上場しています。

Nortelについて
Nortelは、通信技術分野のリーダーとして、BUSINESS MADE SIMPLE(ビジネスをよりシンプルに)という理念を具体化して顧客の皆様に提供します。Nortelは通信事業者と企業の双方に向けた次世代技術により、マルチメディアやビジネスに必要不可欠なアプリケーションをサポートします。またNortelは、ネットワークを簡素化し、人と必要な情報を必要なときに結びつけて、効率改善、迅速化、パフォーマンス向上における障害を取り除くよう技術設計を行っています。Nortelの事業展開は世界150か国以上におよびます。詳しくは、www.nortel.com をご覧下さい。またNortelに関する最新のニュースは、www.nortel.com/news でご覧いただけます。

当プレスリリースには、「可能性」「見込み」「場合」「期待」「思われる」「意向」「約」「計画」「想定」「努める」およびそれらに類似する表現およびそのバリエーションが含まれている場合があります。これらの表現は、関連証券法にもとづく予示的声明や情報を示しています。これらの情報は、Nortelを囲む事業環境、景気、市場に対するNortelの現時点における期待、見積、予測、予想に基づいています。またこれら情報は、予想が難しい重要な推定、リスク要因、不確定要因の影響を受けます。当プレスリリースで説明された結果や出来事は、実際の結果あるいは出来事と異なる場合があります。これらの要因やその他の詳細については、Nortel が米国証券取引委員会に提出した年次報告書Form 10-K、四半期報告書Form 10-Qおよびその他の提出書類に記載されています。Nortelは、適用法により要求されない限り、新情報、将来の出来事、その他の如何にかかわらず、あらゆる予示的声明を含め、このプレスリリースのあらゆる記載情報について、それを更新・改正する意思あるいは義務を放棄します。

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