サーヴァンツインタナショナル、40-コア搭載の 次世代マルチコアプロセッサ IntellaSys SEAforth 40C18のサンプル出荷開始 【サーヴァンツインタナショナル(株)】

- 高速でパラレルに演算を実行し、次世代のハイパフォーマンス・プロセサの標準となるSEAforth 40C18テクノロジーが、競合製品に比べ28倍の省電力と240倍の演算速度を実現 -

サーヴァンツインターナショナル株式会社

2008-12-24 11:00

海外先進半導体ソリューションのプロバイダであるサーヴァンツインタナショナル株式会社 (リンク ») (本社:東京都調布市、代表取締役社長:古田雅一、以下サーヴァンツ) は、当社が国内総代理店を務めるIntellaSys(TPLグループ) (リンク »)  の40-コア搭載のマルチコアプロセッサ、SEAforth(R)40C18 (リンク »)  のサンプル出荷を開始します。SEAforth 40C18は、次世代のワイヤレス、ポータブル、分散データプロセッシングなどの機器に最適なマルチコア・プロセッサで、モノリシック構造のダイ上にフル機能のプロセサコアを40個搭載しています。IntellaSys Scalable Embedded Array (SEA)プラットフォームをベースにした SEAforth 40C18テクノロジーは、高速でパラレルに演算を実行する次世代のハイパフォーマンス・プロセサの標準となる技術で、すぐれた単位電力あたりの性能、省電力、低コストなどのメリットを提供します。

IntellaSysのCEO、Chet Brown はこう語っています。「SEAforth 40C18はエンベデッド・デザインにおける大きなマイルストーンといえるでしょう。クロック・ツリーが原因となって起きる効率の低下もなく、各コアは最大700MHで動作し、標準的アプリケーション稼動時にチップトータルで平均150mWという省電力を実現します。しかも価格は市場の他製品に比べて10分の一程度です。」

SEAforth 40C18のスピード、パワー、およびサイズにおける優位性は、コンシューマ・エレクトロニクス、ネットワーキング、自動車、防衛産業など、広範な高データ・スループット製品に最適です。SEAforth 40C18は、現在いくつかのカスタマサイトでベータ・テストの段階に入っています。
BMW Technology Office Palo Alto、アドバンスド・テクノロジー・エンジニアリング部のJeff Ota次のように語っています。「自動車用のエンベデッド・アプリケーションをデザインする際、消費電力は非常に重要な要因です。自動車のイメージング・アプリケーション用のエッジ・フィルタリングのテストを行った際、SEAforth 40C18は、現在市場で入手可能な他製品に比べ、はるかに低い電力で優れたフィルタリング機能を発揮しました。」

極小のコアサイズ (0.13x 0.13mm) を誇るSEAforth 40C18チップは競合製品に比べ28倍の省電力で、240倍のスピードを実現します。各コアにRAMとROMを備えており、メモリのボトルネックを解消するためそれぞれのコアは、外部から供給される低速度クロックによって減速されることなく、シリコンが本来もつフル・スピード(700MHz)で動作します。また、コア間の自動同期機能により、コア同士がデータ、ステータス・シグナル、コードブロックなどを相互にやりとりして負荷を分散させることが出来ます。それぞれのコアは、アクティブでない時は自動的に停止かスリープモードに入り、再び起動するまでに消費する電力はコア当たりわずか5.4uWです。

IntellaSysの最高技術責任者(CTO) Charles Mooreはこう語っています。「40個のプロセサコアを搭載したシングルチップ・ソリューションの素晴らしさは、機能が完全にプログラムで決まるというところです。スペックが変わっても、コードの問題だけで、チップ自体に影響する問題は起こりません。40個のコアがチップ上で独立して動作するので、設計者はいくつかのコアを組み合わせて特定の機能を果たすように設計することが可能です。例えば、いくつかのコアは高い処理能力の必要なFFT(Fast Fourier Transforms)に使用し、その他を無線や標準的I/O、外部メモリとのインタフェースに使用する、などです。」

SEAforth 40C18 (リンク »)  は完全なインタラクティブ・プログラミングと、テストおよびデバッグ用ツールを含む高性能のマルチコア統合開発環境(IDE)、Venture Forth(TM)とともに提供されます。SEAforth 40C18はVentureForthのインストラクションの80%を1.38ナノセカンドで実行でき、CPUあたり7mW以下の電力しか消費しません。

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SEAforth 40C18の特徴
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・ 毎秒250億のオペレーションが可能な40個のC18プロセッサコアを内蔵
・ 高速プロセッシングと低電力消費の為に完全非同期で動作
・ 外部メモリ・インタフェース
・ SPI、シリアル、パラレルポート
・ 2個のSERDES ~400 Mbit
・ 18-bit A/Dコンバータ 3個、9-bit D/A コンバータ 3個
・ プロセッサ間のコミュニケーションおよび同期のためのオーバヘッド無し

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ターゲット・アプリケーション
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・ コンシューマ・オーディオ機器 プロセッシング
・ ワイヤレス・デバイス
・ 家電の自動コントロール
・ リモート・データコレクション、およびプロセッシング
・ セキュリティ・アプリケーション
・ 工業制御、工業器具
・ 自動車制御
・ サウンド・シンセサイザ
・ その他、高速演算処理を必要とするアプリケーション

当ニュースリリースはIntellaSys社のプレスリリースを基に作成しています。
(リンク »)

IntellaSys SEAforth 40C18 (リンク ») については下記までお問い合わせ下さい。

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問い合わせ
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会社名: サーヴァンツインタナショナル株式会社 (Servants International Corporation)
所在地: 〒182-0024 東京都調布市布田1-29-2 ビルディング川口3F
TEL: 042-488-9649 / FAX: 042-488-9648
お問い合わせ: (リンク »)

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IntellaSysについて
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IntellaSys(インテラシス)社は、低電力オペレーション、高速データ処理、省スペースを必要とするエンベデッド・オペレーションをターゲットにした、革新的なマルチコア・プロセサ・ソリューションを開発している TPLグループの企業です。IntellaSysは2006年、同社の持つ高性能で低消費電力のSEA(スケーラブル・エンベッデッド・アレー)プラットフォーム技術をべースとした、SEAforth(TM)チップシリーズを発表しました。

IntellaSys 製品情報 : (リンク »)

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サーヴァンツインタナショナル株式会社について
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サーヴァンツインタナショナル(株)は、世界のユニークな先端技術とソリューションを提供している、ハイクオリティ・サービス・プロバイダです。データセンタで活用されるストレージネットワーキング、サーバクラスタリング、海外先進半導体ソリューションのエキスパートとして、海外のメーカーと日本のお客様をつなぐ架け橋となるべく、高品質の製品とサービスをお届けしています。 サーヴァンツインタナショナル(株)は、 IntellaSys社の国内総代理店です。

サーヴァンツ ホームページ: (リンク »)
サーヴァンツ 会社概要: (リンク »)
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