Nortel、100Gによるイーサネットの強化方針を示す

100Gの波長で100GbEトラフィック伝送をデモンストレーション

ノーテルネットワークス株式会社

2008-12-18 00:00

オタワ発 – Nortel* [NYSE/TSX: NT]は、ハイパーコネクティビティーの時代にサービス・プロバイダーや企業が必要とするコスト効率の良い帯域幅を提供する上で鍵となるテクノロジーである100ギガビット・イーサネット・トランスポートの開発を進めています。Nortelは、オタワにある同社の研究開発センターを訪問した顧客に、単一の100Gps波長を介して100GbEトラフィックを伝送する機能のデモンストレーションを実施しています。実際に稼働している同テクノロジーのビデオは、こちら( http://ca.youtube.com/watch?v=zEUDiRWNmII )をご覧ください
今日、多くの通信事業者や企業は、VoIP、マルチメディア会議、ストリーミング・ビデオなどの広帯域幅を必要とするサービスのニーズにイーサネットで対応しています。ハイパーコネクティッドなユーザーがネットワークにより多くの帯域幅を求めるのに従い、通信事業者は容量を追加していく必要があります。通常、これを実現するには複数の10GbE接続が使用されます。この方法には、複数のコンポーネント、スイッチ、およびインタフェースが必要となるため、ネットワークのコストと複雑性が増大するという問題があります。単一の100G光波長を介して配信される100GbEを利用すれば、通信事業者は、よりシンプルかつコスト効率の良い方法で、今日のネットワークの10倍の容量を提供して帯域幅需要を満たすことができます。


Nortelのメトロ・イーサネット・ネットワーク部門プレジデントのフィリップ・モリン(Philippe Morin)は次のように述べています。「Nortelによる単一の100G波長上での100GbEのデモンストレーションは、既存のネットワークでコスト効率良く大容量イーサネット・トランスポート速度を提供しようとする業界全体の動きの中で画期的な出来事と言えます。Nortelは、増え続ける帯域幅需要を満たしていけるように、顧客が既存のネットワークを継続してアップグレードすることを手助けし、オプティカル分野における革新の水準を高め続けていきます。」


Nortelは、今日の10Gネットワーク容量の10倍に相当する100G容量と、イーサネットの速度および簡易性の両立を実現しています。デモンストレーションでは、Nortelが開発した100GbEプロトタイプとIxia製の100 GE Development Accelerator Systemを使用して、ネットワーク上のトラフィックをシミュレートし監視します。


デモンストレーション用に、IxiaとNortelの両社は、IEEEの100m物理レイヤー仕様案を満たす100GbEクライアント信号を使用しました。Nortelは、同社の革新的な100G Adaptive Optical Engineソリューションを使用して、800kmの光ファイバー上で112Gbpsで伝送される単一のOptical Transport Unit 4(OTU4)準拠の100Gbps波長を介してエラーなく信号を伝送することができます。


100GbEにおけるこのリーダーシップは、Nortelの実証済みの40G/100G Adaptive Optical Engineソリューションに基づいています。このソリューションは、HDビデオ、オンライン・ゲーム、テレビ会議などのアプリケーションの普及に伴って増加し続ける顧客の帯域幅ニーズを満たすとともに、広がりを見せているホステッド・アプリケーションをサポートするための容量をサービス・プロバイダーに提供します。Nortelの40G/100Gは、任意の光ファイバー上で展開可能なプラグ・アンド・プレイの発展的なテクノロジーです。このテクノロジーを使用すれば、既存のネットワークと敷設済みの光ファイバー上で、設計を簡素化し、機器数を削減し、迅速かつコスト効率良く10Gから40Gへ、最終的に100Gへとアップグレードすることができます。


2006年7月に、IEEEは、3~7年後の10Gbpsを超えるイーサネット速度の要件を調査するために、高速化イーサネット検討会(以下、HSSG)を設立しました。HSSGは、100GbEと40GbEの両方のソリューションを推進すべきであるという結論に達し、IEEE 802.3規格により高速なイーサネットの修正案を加えるために、プロジェクト承認要請(以下、PAR)を提出しました。その目的とPARが承認されたことで、2007年12月にIEEE 802.3ba Task Forceが設立されました。そこでは、定期的に会議が開催され、テクノロジーの提案について議論がなされています。2010年には規格に関する望ましい成果がもたらされると期待されています。Nortelは、IEEEの802.3ba Task Forceに積極的に参加しており、高速イーサネットというトピックに関してIEEEとITU-T間の連絡役を担っています。


Ixiaについて
Ixiaは、IPサービス検証プラットフォームならびにIPベースのインフラストラクチャーおよびサービスのパフォーマンステストシステムの主要プロバイダーです。Ixiaのマルチプレイ・テスト・システムは、実社会の条件下における音声/ビデオ/データ・サービスおよびネットワーク機能テストへの高まるニーズに応えます。詳しくは、IxiaのWebサイト (リンク ») をご覧ください。


Nortelについて
Nortelは、通信技術分野のリーダーとして、BUSINESS MADE SIMPLE(ビジネスをよりシンプルに)という理念を具体化して顧客の皆様に提供します。Nortelは通信事業者と企業の双方に向けた次世代技術により、マルチメディアやビジネスに必要不可欠なアプリケーションをサポートします。またNortelは、ネットワークを簡素化し、人と必要な情報を必要なときに結びつけて、効率改善、迅速化、パフォーマンス向上における障害を取り除くよう技術設計を行っています。Nortelの事業展開は世界150か国以上におよびます。詳しくは、www.nortel.com をご覧下さい。またNortelに関する最新のニュースは、www.nortel.com/news でご覧いただけます。


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