このビジュアル・データセンタを導入にすることにより、ワークプレイスやデザインデスクのビジュアル・シンクライアントから、高速なネットワークを介して、ハイエンドのグラフィックス処理を快適かつ安全に実行できます。PC-over-IP技術によるハードウェア転送処理技術を採用しているので、ユーザはリモートからビジュアル・シンクライアントで、センターサーバにおける処理をローカルのワークステーション(WS)と同様に操作可能です。
日本SGIは、先進的な可視化システム構築の実績を活かして、ビジュアル・データセンタを効果的に利用するための構築、運用・サポートを4つのサービスメニューとして体系化し、ユーザニーズに適したサービスを提供します。
現在、ものづくりを支える設計やデザイン、研究現場の多くでは、データを集中管理するストレージから、各ユーザが必要なデータをローカルのWS上にコピーして、そのデータを自分のWSで可視化処理しています。しかし、データが複雑で大容量化するにつれて、コピーの時間と手間が掛かり作業効率や生産性に問題があります。また重要なデータが各WSに保管されることは、情報漏洩の危険性もあり、データの資産管理上も問題となります。
さらにグラフィックスWSは、設置スペースや発熱に伴う、ワークプレイスやデザインデスクおよび研究所などの利用環境における温度対策や、騒音、高消費電力など、環境問題の対策が必要です。
日本SGIは、長年にわたり可視化ユーザへ先進的な技術とソリューションを提供してきた経験とノウハウを活かし、グラフィックスの専門技術者がコンサルティングからシステムインテグレーション、運用サポートを担当します。そして、アプリケーションの移行検証作業や、ネットワークコンサルティング(映像品質、セキュリティ)、ストレージコンサルティングなどをトータル・サービスとして提供し、最適な利用環境を実現します。
昨今、企業の業務処理環境では、データの漏洩防止対策やシステムメンテナンスの観点からシンクライントの採用が注目され、シンクライント市場の拡大が見込まれていますが、同様に高度なグラフィックス処理分野においても、シンクライントによるリモートアクセスにより、データの保護も実現します。
また、様々な可視化ユーザの利用環境における熱や騒音、消費電力などの環境面も改善できます。
主な対象市場は、製造業におけるデザイナー、CAE解析結果の可視化、科学計算の可視化分野(研究所、文教機関)などのハイエンドの可視化ユーザ向けです。
■ビジュアル・データセンタの導入効果
・ 快適な操作環境:高性能グラフィックスWSを多数利用する場合にユーザの利用環境で
発生する、熱、騒音などの環境問題を軽減し、快適でクリエイティブな利用環境を実現
します。
・ ユーザの負荷軽減:WSのシステム管理が必要なく、本来の業務のデザインワークや可視化処理に専念できます。
・ データ漏洩保護:重要かつ機密性の高いデータの漏洩に対する保護対策となります。
・ リソースの共有・効率化:センターサーバの接続や稼動をコントロールできるため、ユーザ数に対して1人1台の専用リソースを用意する必要はなく、リソースを共有して、稼動率を高めます。これによりIT投資の削減、費用対効果も向上できます。
■サービスメニュー
ビジュアル・データセンタは、次の4つのサービスからなります。
・ アセスメントサービス:現状の業務フローとシステム環境を調査・分析し、導入効果を最大限に発揮する最適なシステム構成の提案。
・ テスティング・プラクティス:導入前に小規模なシステムで実際にお客様のデータとアプリケーションを使用し、短期間かつ少ない費用で有用性を事前確認。
・ インテグレーションサービス:お客様の環境に最適な構成でインテグレーションをするサービス。
・ 保守サービス:最新のツールやコミュニケーション手段を活用して迅速な保守サービスを提供。
■価格と出荷時期
価格は次のとおりです。
・アセスメントサービス:調査分析作業と個別提案書提供で30万円(税抜き)から
・テスティング・プラクティス:設置作業と2週間のサービスで40万円(税抜き)から
・インテグレーションサービス、保守サービスはシステム規模により個別見積り
出荷は1月末から開始予定です。
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