暗号化された通信内容を監査者が確認できる機能を追加。「安全な通信」と「有効な監査」の両立を実現

~SecureCube / Access Check、サーバ機器へのアクセス制御・監査製品の機能強化~

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社

2008-12-01 11:00

 NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:増谷洋、以下「NRIセキュア」)は、「SecureCube / Access Check」の機能強化により、暗号化された通信の監査を可能としました。  日本版SOX法(金融商品取引法)のIT全般統制や米国公認会計士協会の定める監査基準「SAS70」、また、その日本版である日本公認会計士協会の定める「監査基準委員会報告書第18号」(通称:「18号監査」)などにおいて、基幹サービスシステムや財務システムなどの重要なサーバに対するシステム管理者、アプリケーション開発者、外部委託先などからのアクセス管理が強く求められています。
 こうしたなか、システム管理者などからのサーバアクセスを暗号化通信で行う企業が増えてきています。暗号化通信では、第三者が通信内容を傍受できないため、機密性の高い安全な通信が行えますが、同時に監査者も通信内容を確認できなくなるため、十分な監査ができないという問題が発生していました。


 今回の機能強化により、SSHで暗号化された通信内容をその機密性を損なうことなく監査者が確認できるようになり、「安全な通信」と「有効な監査」の両立を実現しました。


 「SecureCube / Access Check」を導入することにより、本番サーバへアクセスする権限を持つユーザをSecureCube / Access Check上で一元管理し、アクセス制御やアクセスログ(アクセス記録・全文アクセスログ)の取得を行うことが可能となります。また、申請(および承認)された時間帯のみアクセスが可能となるアクセス申請・承認機能により、きめ細やかなアクセス管理が実現できます。本番サーバに影響を与えずに短期間で導入できるのが大きな特徴で、これまでにも金融機関を中心に多くの導入実績があります。


 導入の基本となる1ライセンスあたりの定価は485万円で、今回の機能拡張により今年度2億円の売上増を見込んでいます。NRIセキュアは、今後もシステム運用の現場ニーズに即した有効なソリューションを提供してまいります。



ニュースリリースに関するお問い合わせ先
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社 ソリューション事業部 ソリューション事業部 趙(じょう)
TEL:03-5220-2022 E-mail:info@nri-secure.co.jp



ご参考
●「SecureCube / Access Check」の主な特徴
・エージェントレスでスムーズに導入可能
 導入の際には、サーバとアクセス元のクライアント端末の間にSecureCube / Access Checkを設置するだけです。サーバやクライアントにアプリケーションをインストールする必要がないため、導入が簡単なだけでなく、本番サーバの既存アプリケーション動作に不具合が出るなどのリスクもなくなります。


・各サーバへのアクセスを一括管理
 各サーバの既存ID/パスワードをそのまま活用して、運用者や開発者のサーバへのアクセス制御が可能です。各サーバの特権ID/パスワードを複数の運用者や開発者で共有している場合でも、SecureCube / Access Check上で一括管理することにより、各サーバ上で個別のID/パスワードを発行せずに、ユーザごとのきめ細やかなアクセス制御/ログ管理が実現できます。


・アクセス申請/承認によりアクセス統制を実現
 ユーザからのアクセス申請に対して、承認/却下のコントロールが可能なほか、アクセスの目的や時間などの申請内容や、アクセス承認の履歴が記録されます。これにより、日本版SOX法のIT全般統制やSAS70、18号監査で必要とされる、アクセス制御、アクセス申請に対する承認、実際の操作内容の記録を実現しており、内部統制の証明としても有効です。


・操作ログ(証跡)の取得
 サーバへアクセスした際の操作ログを取得します。TELNET/SSH、FTP、HTTPは全文ログが取得でき、入力されたコマンドなどすべての操作履歴が取得可能です。その他のTCPプロコトルについても、サマリーログ(アクセス記録)が取得可能です。また、FTPを利用したサーバへのデータ送信、データ取得では、送信・取得したデータの原本(ファイルの実体)を取得・保管します。

このプレスリリースの付帯情報

SecureCube / Access Check の導入効果イメージ

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