診断を実施したWebサイトの41%で、個人情報を含む重要情報に不正にアクセスできる致命的な欠陥を確認(図1)。欠陥の原因(特にSQLインジェクション ※1、クロスサイトスクリプティング ※2)の多くは「対策漏れ」によるもので、Webサイトの開発プロセスの中で十分な対策がとられていないという現状がうかがえる。
診断を初めて受診する企業のWebサイトの54%で致命的な欠陥を発見。
携帯向けWebサイトには、PC向けサイトと異なるセキュリティ上の問題が発生する傾向がある(図4)。例えば、推測可能なセッションID ※3 の発見割合がPC向けサイトの2倍以上となっていた。
セキュリティ診断によって問題が発見されたWebサイトについては、NRIセキュアから診断結果と共に具体的な対策案を提示し、早急に対応していただいております。
NRIセキュアでは、これまでに多くの企業や官公庁のWebサイトを対象に、セキュリティ診断サービスを提供してきました。その診断結果の傾向を分析してレポートにまとめ、毎年公開しています。
「Webサイトのセキュリティ診断:傾向分析レポート2008」公開ページ
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※3 推測可能なセッションID:ログイン後に発行されるセッションID(利用者を識別するための情報)で規則性が存在するために、推測等によって別の利用者になりすますこと。
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このプレスリリースの付帯情報
用語解説
※1 SQLインジェクション:データベースに蓄積されている情報を不正に取得したり、サーバ上で任意のコマンドを実行したりすること。
※2 クロスサイトスクリプティング:利用者のWebブラウザ上で、不正なスクリプトを実行させること。これにより、Cookieを不正に取得してセッションハイジャックを行う等の攻撃に利用する。
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