アルカテル・ルーセント、Network 2020ビジョンに向け幅広い5G開発プログラムを推進する中で新たな成果を達成

日本アルカテル・ルーセント株式会社

From: DreamNews

2015-08-24 17:30

2015年8月24日【参考日本語訳】

【2015年8月3日、フランス、パリ発】アルカテル・ルーセント(ALU/ユーロネクスト・パリ、ニューヨーク証券取引所)は、5Gネットワーク実現に向けた開発において、新たに業界をリードする成果を達成しました。本日発表されたアルカテル・ルーセントが技術的リーダーを務める5GNOWプロジェクトは、次世代モバイルネットワーク(5G)開発の進展と欧州の競争力強化に対し、EUから最高の学術賞を授与されました。このプロジェクトは2012年に開始され今月に完了し、5Gネットワーク実現に向けた大きな歩みを実現しました。

モバイルネットワークは今後わずか数年のうちに、数十億台もの機器やさまざまな種類のデータトラフィックを支える必要が出てくると予想されています。今日のネットワークはビデオやファイルのダウンロードなどの用途に対応していますが、今後予想されるさまざまな用途を支えるだけの柔軟性を備えた設計とはなっていません。

5Gネットワークはビデオ・トラフィックを柔軟に支えると共に、増加し続けるスマートフォンやタブレットによるトラフィック、ローエンドのセンサー機器、スマート・ウェアラブル機器、コネクテッド・カー、さまざまな地域に分散した工業ロボット間の接続にも対応できるよう設計する必要があります。5GNOWプロジェクトにおいてアルカテル・ルーセントのベル研究所が開拓したような新たなイノベーションにより、多様な需要を支える新しいコミュニケーションが可能になります。

5GNOWプログラムでは、ネットワークに接続可能な機器の数を今日の100倍に高め、またネットワークの反応速度を50倍に高めるための推奨事項が定められました。これによってスマート都市、スマート製造、およびモノのインターネットが可能になり、すべてリアルタイムでネットワークに接続可能なワイヤレスセンサーを、それらによるトラフィック配信のスケジュールを調整することなく実現できる環境が整います。このプロジェクトの主な成果は9月に開催される3GPP 5Gワークショップで発表され、より幅広いエコシステムの確立と商業化の加速を目指すFantastic-5G projectプロジェクトを通じて実装および拡大される予定です。

ベル研究所のワイヤレス研究主任を務めるトッド・サイザー(Tod Sizer)は次のように述べています。
「モバイルネットワークは急速にすべての種類のコミュニケーションを担う存在となってきています。産業界での利用、交通監視カメラ、センサーなどの増加や消費者データの増大などは、いずれも今日のネットワークにとって大きな課題となります。私たちは5Gについて、サービスプロバイダがユーザーから期待される品質を維持し、要求される容量を提供し、またIoTやM2Mなどの新たな用途やサービスに対応することのできる、複合的な手段によりネットワークを強化することを計画しています。」

5GNOWプロジェクトに加え、アルカテル・ルーセントとその産業研究機関であるベル研究所は、過去数年にわたり複数の大学、業界の利害関係者、規格制定団体、および業界団体と共に一連の主要な研究プロジェクトに関わってきました。最近の事例にはドレスデン工科大学の5Gラボへの参加、およびKorean TelecomとNTTドコモとの協力契約があります。

数多くの業界団体がEU委員会により開始または認定されており、その大半は5G PPPに関連しています。これには以下のものが含まれます。

● FANTASTIC-5G
● 5G Norma
● mmMAGIC
● Flex5GWare
● Metis-II

5GNOWプロジェクトについて
今日主流となっているOrthogonal Frequency Division Multiplexing(OFDM)インターフェイスがLTEの基盤であり、またLTE-Advancedは接続確立に大きなオーバーヘッドが伴う緊密に同期される構造を持っています。これはウェブやビデオに必要な大量のデータ伝送を可能にしますが、しかしモノのインターネット(IoT)に伴う短いバーストや緊急性のないトラフィック、あるいはインスタント・メッセージング(例:WhatsApp)、確認、キープアライブ通信など、今日の短いバースト・トラフィックを効率的に伝送することができません。5GNOWの提案ではOFDMを適応型フィルタリングと先進的な信号処理により修正し、両方の要求に応えることによって次のようなワイヤレス・インターフェイスを実現します。

● 個々のセルに接続される機器の最大数を100倍以上に増加
● Machine-Type-Communications(MTC)においてコネクションレス・アクセスに伴う遅延を1ミリ秒未満に削減

原文: Alcatel-Lucent adds another first as it drives broad range of 5G industry development programs toward its Network 2020 vision
(リンク »)


<アルカテル・ルーセントについて>
アルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)はグローバル通信の分野をリードする企業であり、IPおよびクラウド・ネットワーキングの製品や革新的なソリューションを提供しています。また、サービスプロバイダとそのお客様、世界中の各種法人及び政府機関に対し、超高速ブロードバンドの無線/固定アクセスを提供しています。

アルカテル・ルーセントは、音声電話技術からデータ、ビデオ、情報の高速デジタル・デリバリーへ移行しつつある業界を牽引しています。これを支えるのはベル研究所です。ベル研究所はアルカテル・ルーセントが擁する研究所で、世界最先端の研究開発機関の一つであり、数えきれないほど多くの技術革新によりネットワーキングと通信業界の形成を担ってきました。

アルカテル・ルーセントはフランスのパリに本社を構える法人で、2014年の売上高は132億ユーロ。ユーロネクスト・パリ、ニューヨーク証券取引所に上場しています。
URL: (リンク ») /Blog: (リンク ») /
Twitter: (リンク »)

<日本アルカテル・ルーセント株式会社について>
日本アルカテル・ルーセント株式会社は、次世代のネットワーク・サービスを中心とした固定/無線アクセス、IP、光伝送、アプリケーション、エンタープライズの事業分野で関連機器及びプロフェッショナルサービス、インテグレーション、保守を提供し、国内大手通信事業者をはじめ、各種法人、政府機関など幅広いお客様をサポートしています。
所在地:〒141-6006  東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower 6F/代表取締役社長:二コラ・ブーベロ(Nicolas Bouverot)/資本金:4億円/URL(日本サイト): (リンク »)  /
Facebook: (リンク ») /Twitter: (リンク »)

……………………………………………………………………………
本件に関するお問い合わせ先:
日本アルカテル・ルーセント株式会社
コミュニケーション部 クルザーチエ・キャロリーヌ
TEL:03-6431-7000 FAX:03-6431-7024
E-mail:jpmarcom@alcatel-lucent.com
…………………………………………………………………………




本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]