【導入理由】
幅広いラインアップでクラウド・ホスティングサービスを展開するGMOインターネットは、2016年8月に企業向けクラウドプラットフォーム「Z.com Cloud」を提供開始しました。Z.com Cloudは、高い信頼性・運用性・拡張性を兼ね備えたIaaS基盤を軸に、ビジネスニーズに応じたITソリューションをワンストップで提供しています。
GMOインターネットは、Z.com Cloudで提供する様々なサービスの一つである負荷分散機能のための新たなロードバランサーの選定を進めていました。新しいロードバランサーでは、世界規模で展開するIaaS基盤において信頼性ある負荷分散機能を低コストで提供できること、Z.com Cloudに採用しているOpenStackに実用レベルで対応していることが求められました。高いコストパフォーマンスを実現しつつ、OpenStackのプラグインとのスムーズな連携が可能だったことが評価され、A10の次世代アプリケーション・デリバリー・コントローラー「A10 Thunder ADC」が採用されました。
【導入効果】
現在、ミッションクリティカルなIaaS基盤の一部として、OpenStack上で数万の仮想マシンが稼働する基盤にA10 Thunder ADCが組み込まれ、ユーザーへの負荷分散機能を提供しています。計4台のA10 Thunder ADCアプライアンスが稼働し、仮想シャーシシステムにより障害発生時や拡張時でも柔軟に対応できる環境を構築しています。
A10 Thunder ADCは、独自OS「ACOS Harmonyプラットフォーム」の共有メモリーアーキテクチャーにより、高いコストパフォーマンスを誇ります。今回の導入により、過去に提供していたIaaS基盤の環境と比べ、3分の2の機器コストで2倍以上のパフォーマンスを発揮し、一つのアプライアンス辺りの収容ユーザー数の大幅な増大を実現しています。
また、A10 Thunder ADC は、OpenStackとスムーズに連携できるため、過去の環境と比べて開発工数が8割圧縮され、懸念であったOpenStack上でのマルチテナント環境も独自OSのリソース管理機能の柔軟さにより容易に展開できています。
●A10 Thunder ADCの主な導入効果
・過去の環境と比べ、3分の2の機器コストで2倍以上のパフォーマンスを実現
・OpenStack との親和性の高さにより、開発工数を8割削減
●システム構成図
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【今後の展開】
GMOインターネットは今後Z.com Cloudを拡販していく中で、SSLアクセラレーションやファイアーウォール、DDoS対策などの、負荷分散機能以外のA10 Thunderシリーズの豊富な機能についてもユーザーに提供し、IaaS基盤を強化することを検討しています。
●本事例の詳細資料は以下のリンクからご覧いただけます
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■A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について
A10 Networks(NYSE: ATEN)はアプリケーションネットワーキング分野におけるリーダーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。お客様のデータセンターにおいて、アプリケーションとネットワークを高速化し可用性と安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。
A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。詳しくはホームページをご覧ください。
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