あとを絶たない標的型攻撃対策として、個人情報や機密情報を多く扱う金融機関・自治体・情報通信業などを中心に、機密情報を取り扱う基幹システムをインターネット接続環境から物理的に切り離すネットワーク分離を進めています。
ネットワークが分離された環境でデータを受け渡すという作業は、一つ一つ手作業で実施する必要があります。データの受け渡しを行うシステム数が多い金融機関などでは、運用負担を軽減したいという課題があります。
一方でセキュリティ面においては、データを渡す端末のウイルス対策ソフトに設定不備があったり、端末自体がウイルス感染している場合は、チェックが有効に動作しない可能性が考えられます。ウイルスチェック機能付きUSBメモリを利用する方法もありますが、上記に加え、持ち運べてしまうため情報漏えいの心配があります。
このような背景から、異なるネットワーク間でデータを安全に受け渡す従来製品に、自動的にデータを転送するタイプと、データブリッジ機器内部でのウイルスチェックを行うオプション機能を用意しました。
■特長
(1)データブリッジAT:データ自動転送タイプ
転送元端末の指定したフォルダに置かれたデータを、データブリッジATが転送先端末の指定フォルダに自動で転送します。手作業で行っていたデータの受け渡し作業を自動化することで、それまでかかっていた運用負担を軽減します。例えば、処理済みの取引データを金融機関ネットワークの端末に移したり、注文書データをスタンドアロンの顧客管理端末に渡したり、といった人手で多数のデータの受け渡すような定型業務を自動化します。
また、データを転送できる端末の制御ができるため、転送元、転送先ともにあらかじめ決められた端末に利用を限定できます。利用は関係者のみになるため、情報漏えいリスクを抑えられます。
(2)VCオプション:転送時自動ウイルスチェック
データを受け渡す際、端末で実施するウイルスチェックとは別にデータブリッジ機器内で独自にウイルスチェック/駆除を実施します。そのため、万が一端末がウイルス感染している場合でもチェックは正常に動作し、基幹システムへのマルウェア侵入を防ぎます。ウイルスチェックにはESET社の「ウイルス・スパイウェア対策製品ESET File Security*1」を採用しています。
■価格(税込)
データブリッジAT:398,000円
VCオプション:20,000円(1年目)/10,000円(2年目以降)
※VCオプションは、「Crossway/データブリッジ」、「Crossway/データブリッジ AT」に付与できます。
「Crossway/データブリッジmini」に付与することはできません。
※既存の「Crossway/データブリッジ」をご利用でVCオプションを付与したい場合は、ご相談ください。
※VCオプションは、別途保守サービスにご加入いただく必要があります。
■Crossway/データブリッジとは
2台の端末に接続している間だけデータを受け渡すことができ、接続を外すと本体のデータが消去される仕組みのデータ受け渡し製品です。さらに、利用端末や利用者、時間帯などを制限できるため、不正なデータ受け渡しを防止します。ネットワーク接続のない端末間でもUSBメモリのように手軽に情報を受け渡し、さらに中間サーバ以上の安全性を持ち合わせていながら安価に安全なデータの受け渡しを実現します。
■NTTソフトウェア株式会社の概要
NTTソフトウェアは、高度なネットワークテクノロジーとシステム構築力を基盤にICT経営戦略コンサルティングからシステム構築、保守・運用に至るまでをトータルに提供するソリューションサービスプロバイダです。お客様の経営課題解決や要望に確実にお応えするため、付加価値の高い最適なソリューションをお客様とともに創り出し、提供しています。( (リンク ») )
このプレスリリースの付帯情報
用語解説
*1:ESET File Security
ESET File Securityは、「高い検出力」と「軽快な動作」を両立したウイルス対策ソフトで、Virus BulletinやAV-Comparativesなど、業界で権威のある第三者機関から高く評価されています。( (リンク ») )
日本国内総販売代理店のキヤノンITソリューションズ株式会社は、日経コンピュータ 顧客満足度調査のウイルス対策製品部門において、4年連続で総合満足度1位を獲得しています。( (リンク ») )
※CrosswayはNTTソフトウェア株式会社の登録商標です。
※会社名、製品名などの固有名詞は、一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。