IIJとA10、プロキシサーバの負荷分散を自動化するソリューションの共同開発で協業

-- 第一弾としてOffice 365の快適な利用を実現する「IIJクラウドプロキシ設定自動化ソリューション for Office 365」を提供開始 --

A10ネットワークス株式会社

2016-11-21 11:15

株式会社インターネットイニシアティブとA10ネットワークス株式会社は、プロキシサーバのルーティングを自動化するソリューションを共同開発し、第一弾として、Microsoft Office 365の快適な利用環境を構築する「IIJクラウドプロキシ設定自動化ソリューション for Office 365」を、本日より提供開始します。
株式会社インターネットイニシアティブ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎、コード番号:3774 東証第一部、以下IIJ)とA10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社バイスプレジデント兼務:川口 亨、以下A10)は、プロキシサーバのルーティングを自動化するソリューションを共同開発し、第一弾として、Microsoft Office 365(以下Office 365)の快適な利用環境を構築する「IIJクラウドプロキシ設定自動化ソリューション for Office 365」を、本日より提供開始します。

近年、Office 365をはじめとした企業向けクラウドサービスの利用が拡大しています。同時に、クラウドサービス導入によりトラフィックが増加し、通信を中継するプロキシサーバの負荷増大が課題となっています。また、クラウドサービスに安全にアクセスするために専用線や閉域網接続を利用するお客様においては、クラウドサービス向けトラフィックを専用回線に振り分けるための煩雑なルーティング設定作業の負荷も課題になっていました。そのような課題を解決するソリューションとして、IIJとA10は、「IIJクラウドプロキシ設定自動化ソリューション for Office 365」を新たに開発いたしました。

本ソリューションは、A10のアプリケーションサービスゲートウェイ機器「A10 Thunder シリーズ(*1)」のクラウドプロキシ機能(*2)を活用し、Office 365への通信経路を自動制御することで、運用の負荷軽減、プロキシサーバの負荷分散を実現します。お客様は、「IIJクラウドエクスチェンジサービス for Microsoft(*3)」と組み合わせることで、Office 365への通信を自動的に閉域網接続に振り分けることが可能となり、より安全性の高い、安定した通信環境でOffice 365をご利用いただけます。

■IIJクラウドプロキシ設定自動化ソリューション for Office 365の主な特徴
 設定作業の自動化による運用負荷の軽減
 Microsoftが公開しているOffice 365のアドレス情報が更新されるたびに、手動での設定変更作業が必要になりますが、APIを活用した独自機能により煩雑な更新作業を自動化し、運用負荷を軽減します。

 通信経路の制御によるパフォーマンスの安定化
 Office 365への通信は既存のプロキシサーバを迂回し、別のプロキシサーバに振り分けるなど、通信の経路制御を自動で行ないます。Office 365によるネットワークの負荷を抑えることで、パフォーマンスの低下を防ぐとともに、プロキシサーバの増強など設備投資コストの削減を実現します。また、通信経路は自動で制御されるため、端末側の設定や通信経路の変更作業も不要になります。

今後、IIJとA10は本ソリューションの適用範囲をOffice 365以外のSaaSアプリケーションにも拡大し、生産性向上のための快適な環境を実現するソリューションを、継続して開発・提供してまいります。

(*1)A10のアプリケーションサービスゲートウェイ「A10 Thunder シリーズ」詳細:
(リンク »)

(*2)クラウドプロキシ機能:Office 365などのクラウドベースのアプリケーションの利用によって負荷が増大する既存プロキシ装置をオフロードするソリューションです。URLなどをキーとしてクラウドアプリケーションへの通信のみを経路変更することにより、既存プロキシへの負荷を軽減し、クラウドアプリケーション導入後のパフォーマンス低下の課題を解決します。
詳細は (リンク ») をご覧ください。

(*3)IIJクラウドエクスチェンジサービス for Microsoft:Microsoft Azureの閉域網接続サービス「ExpressRoute」を利用し、Azureとお客様のオンプレミス環境を接続するサービス。詳細は (リンク ») をご覧ください。Microsoft Azureの閉域網接続サービス「ExpressRoute」を用いた接続を行い、Office 365をご利用の場合は、マイクロソフトによる事前確認を実施し、ExpressRoute による有効性が認められた場合にのみ利用可能です。

■「IIJクラウドプロキシ設定自動化ソリューション for Office 365」イメージ図
(リンク »)


■IIJについて
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、東証第一部 3774)は、1992 年、日本企業として初めての商用インターネットサービスプロバイダとして設立されました。現在では、IIJグループとして 8,500社を超える法人顧客に対して、インターネット接続、アウトソーシングサービス、WANサービス、クラウド等の各種ネットワークサービスから、システム構築、運用管理などのシステムインテグレーションまで、総合的なネットワーク・ソリューションを提供しています。IIJに関する詳細は (リンク ») をご覧ください。

■A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について
A10 Networks(NYSE: ATEN)はセキュアアプリケーションサービスにおけるリーディングカンパニーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。お客様のデータセンターにおいて、アプリケーションとネットワークを高速化し可用性と安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。
A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。詳しくはホームページをご覧ください。
URL: (リンク »)
Facebook: (リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]