塗料メーカー大手の日本ペイントは2011年4月からSaaS型メールセキュリティ「Symantec MessageLabs Email Security.cloud」を活用している。シマンテックが2月13日に発表した。
日本ペイントは以前から主力事業である塗料製品の製造販売に注力するため、情報システムの効率化が方針となっており、情報システムの管理負担の削減策の一環としてクラウドサービスの導入を検討していた。2011年4月にハードウェアアプライアンスの保守サービスの更新を機に、MessageLabs Email Security.cloudを導入した。シマンテックが日立システムズにOEM提供しているSaaS「メールセキュリティ on-Demand」として導入されている。日本ペイント本体に加えグループ企業全体で5000人以上が利用している。
今回のサービス導入で、本来受信すべき正しいメールを迷惑メールとして判断してしまう誤検知、スパムフィルタをすり抜けるスパムが大幅に削減され、メールの運用管理が簡素化されたという。クラウドに移行したことで、ハードウェアアプライアンスの更新やスパム容量の上限を意識してメンテナンスする必要がなくなり、管理者負担や人的コストが軽減されたとしている。
以前はグループ企業からのサーバへの接続制限をかけていたこともあって、スパムとして検知され、隔離されたメールを個々でリリースすることができず、管理者が個別に対応していた。MessageLabs Email Security.cloudでは、すべてのエンドユーザーが個別にブラウザ経由で行えるようになったことで、管理者はスパムとして隔離されたメールに関する問い合わせを受けることがなくなっている。
万が一メールサーバに障害が発生した場合でも、MessageLabs Email Security.cloudは最大7日間メールを再送信し続ける機能を標準で備えていることから、同社での事業継続計画(BCP)の役割も担っているという。日本ペイントは今後、メールの暗号化やクラウド型のメールアーカイブの導入も検討するとしている。
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