自動車用品販売のイエローハットはセキュリティ対策としてSaaS型の「Symantec MessageLabs Email Security.cloud」と「Symantec MessageLabs Web Security.cloud」を導入している。シマンテックが4月11日に発表した。
1961年創業のイエローハットは国内526点、海外15点、グループ全体で541店舗を展開している(3月23日現在)。従業員数は単体で244人(1月末現在)、グループ会社を含めると約1000ユーザー分を札幌市にある情報システムから常時管理している。
同社では、スパム対策としてアプライアンス製品を活用し、きめ細かいスパムフィルタの設定とメンテナンスを展開していた。従業員の中には1日あたり最大10件以上のスパムがフィルタを回避するなど、不要なスパムの削除に毎日30分から1時間を費やしていたという。社内からの問い合わせに対応するため、IT部門の業務負荷が課題だったとしている。
ハードウェア保守期間更新のタイミングで製品の入れ替えを検討する中でMessageLabs Email Security.cloudを選定し、2011年4月から導入している。あわせて、ウェブセキュリティ対策についてもオンプレミスの製品からMessageLabs Web Security.cloudに入れ替えている。クラウドの導入では、コスト面のほかに100%の稼働率などをSLAで保証していることや高い冗長性、サポート体制も充実していることが決め手になったという。
稼働後1年で、本来受信すべきメールの誤検知、すり抜けるスパムの件数が実質ゼロにまで改善されたという。ウェブセキュリティでも大きなインシデントはなく、イエローハットでは管理をまったく意識することなく、高いセキュリティを実現できたとしている。
今年1月には、静岡県にあったメールサーバを北海道に移送するため、サーバをネットワークから遮断し、メールを送受信できない状況が2日間続いた。移転後、Symantec.cloudに搭載されているリトライ機能を活用、その間に保留されたすべてのメールを受信、復旧することができたという。追加投資せずに、事業継続計画(BCP)にも貢献できたとシマンテックは説明している。
