Linuxに馴染みのある方であれば、数多くの選択肢がさまざまなレベルで用意されていることをご存じだろう。このことに威圧感を感じる人もいる一方で、大きな可能性の現れと捉える人もいる。
デスクトップにも多くの選択肢が存在している。実際、Linuxのデスクトップというものは最も選択肢が豊富なソフトウェアと言えるだろう。しかし多くのユーザーは、デスクトップと言えばKDEかGNOMEであると思っているのが現状である。本記事は、平均的なLinuxユーザーがそういった考えから抜け出せるようになることを願って執筆したものである。
Enlightenmentを最初に挙げた理由を白状すると、これが私のお気に入りのLinuxデスクトップだからである。このデスクトップは軽量かつ高速であるにも関わらず、見栄えのするものとなっている。EnlightenmentはCarsten Haitzler氏(Raster)によって1996年に生み出されたものである。彼はスタイリッシュさを犠牲にしない軽量ウィンドウマネージャとしてEnlightenmentを開発しようとし、(ある程度)その目的を達したというわけだ。
現在、EnlightenmentとしてDR16とDR17という2つのバージョンがリリースされている。DR16は最新の安定版リリースであり、DR17は開発リリースである。これら2つのリリースはそれぞれ性格付けが異なっている。DR16はDR17よりもずっとミニマリスト向けのデスクトップとなっている。PanelとIconを別にすれば、DR16のデスクトップは(それぞれが各ボタンに対応している)3つのマウスメニューと、Iconbox(ウィンドウがアイコン化--すなわち最小化される場所)、Pager(デスクトップを切り替えるためのもの)、Dragbar(複数のデスクトップをレイヤー化できるようにするためのもの)から成り立っている。
DR17リリースではIconboxとPagerが削除され、Shelfが追加されている。Shelfとはアプリケーションローンチャー、ページャ、時計などを収納するPanelのことである。より標準的なデスクトップを構築する場合であっても、DR17は速度とユニークさを追求することができる。DR16を試してみるのであれば、Linuxにおける標準的なインストール方法を使うことができる。また、DR17のインストールにはgOS RocketやElive(いずれもLive CD版が提供されている)を使うのがベストだろう。Enlightenmentは本当にお勧めだ、、、とてもクールなデスクトップなのだ。
これも私のお気に入りのLinuxデスクトップだ。少なくとも私がLinuxを使い始めた頃、これが一番のお気に入りだったのだ。このデスクトップに魅力を感じたきっかけは、これが半透明という機能を搭載した最初(1998年頃)のデスクトップの1つであったためだ。AfterStepは実際のところ、NeXTSTEPライクなデスクトップを構築するためにFVWMから派生してできたものである。AfterStepは、FVWMと同様に軽量であり、動作も軽快となっており、好きなだけミニマリズム(あるいはその逆)を追求することができる。AfterStepの主な特徴は、マウスメニュー、Pager、Wharf(ドックのようなアプレット)、WinList(アクティブなアプリケーションを表示するパネル)といったものとなっている。AfterStepはプレインテキストファイルを用いて極めて柔軟に設定を行えるようになっている(このため設定を行うにあたって、設定ファイルのレイアウトを知っておく必要がある)。
AfterStepの現在のバージョンは2.2.8であり、その開発はSasha Vasko氏によって率いられている。AfterStepが持つ最大の特徴の1つとして、ルックアンドフィールをきめ細かく設定できるという能力を挙げることができる。ウィンドウをオートレイズさせるタイミングからタイトルバーの配置(タイトルバーは水平方向にも垂直方向にも配置可能)まで、AfterStepは他の多くのウィンドウマネージャよりも高度な設定が可能となっている。また、AfterStepは一般的な方法でインストールすることができる。例えば、Mandrivaでは「urpmi AfterStep」というコマンドを実行することでインストールが行えるようになっている。
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