「転ばぬ先の杖」という言葉を聞いたことのある人もいるかもしれない。もちろんこれは、ミスが起こる前にそれを防げという考え方だ。しかし、そのためにはどうすればいいのだろうか?この記事では、現実世界でプロジェクト運営のミスを防ぐためにできる10のことを紹介する。
ここでは単純化のために、すべての誤りを「ミス」という1つのカテゴリーに詰め込むことにした。ここで挙げた項目は開発者を念頭に置いたものだが、その多くはIT関係の他の役割の人にとっても役立つはずだ。
ミスの体験を共有してくれる、経験豊かな同僚を見つけ、彼らから学ぶことだ。私はすこし見方が偏っているかも知れないが、Techrepublicの編集者も、執筆者も、メンバーも、自分のミスについて正直に共有してくれようとしているように見える。時にはそれが、いくらか恥ずかしいものであったとしてもだ。
どれだけ多くのことを知っていても、ほとんど毎日のように新たな問題に突き当たるものだ。そして、問題にぶつかるごとに、何かを新しく学ぶ必要があるのが普通だ。問題やタスクに取り組む前に、まずは宿題をこなすべきだ。ずっと以前には、試行錯誤を通じて学ぶことが必要であり、許されていた時代もある。しかし、今はインターネット上で豊富な情報を得ることができる時代であり、事前に適切な調査を行わなかったという理由でミスを犯してしまったら、言い訳はできない。
地図なしでは目的地にたどり着く方法を知ることはできない。プロジェクトの準備においては、プロジェクトの計画が地図に当たる。形式に従うにせよ、形式張らないやり方にせよ、とにかく行き先にたどり着く方法を知っている必要がある。もし道を間違ってしまったら、何日もの、あるいは何週間ものプログラミングの成果が無駄になってしまう場合さえある。プロジェクト計画が適切な形で作られていれば、コースから外れてしまうのを防いでくれるはずだ。
経験豊かなプロが、業界標準や企業標準を作り、公開するために時間をかけるのには、それだけの理由がある。標準は、長年の試行錯誤を通じて学んだベストプラクティスと手順を、詳しく形にしたものだ。
事前に定義された書式などのテンプレートは、作業の多くが標準的な形式ですでに済んでいるため、役に立つことがある。弁護士が認めている標準的な使用許諾契約書などは、アプリケーションソフトウェアを開発する際に役に立つテンプレートの好例だ。法的文書でのミスは、非常に高い授業料になる可能性がある。できる限り避けるべきだ。
もしあなたがチームの一部なのであれば、他のチームメンバーとコミュニケーションを取り、重複を避け、自分の作業と他のメンバーの作業を調整することが重要になる。電子メール、インスタントメッセージ、プロジェクト状況報告書、遠隔会議などは、すべてチームの他のメンバーとコミュニケーションを取り、調整するための手段だ。残念ながら、どの手段も完璧からはほど遠い。あなたは一日の半分を電子メールの読み書きや、電話会議への参加、インスタントメッセージのやりとりに費やしてしまうかも知れないが、それも開発プロセスに必要な作業だ。
コミュニケーションと調整のために完璧なツールは、まだ開発されていない。コードを共有するために開発されたよいツールの1つには、バージョンコントロールソフトウェアがある。またあなたのプロジェクトは、すべての関係者(顧客は利害関係者も含む)に常に開発に関する重要な情報を伝えておくためコミュニケーションの計画を立てておくことで、恩恵を受けるかもしない。(Techrepublicのダウンロードライブラリに、スタート地点として使える無料のコミュニケーション計画のテンプレート(英語)が用意されている)
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