Microsoftがタッチ機能をユーザーに強引に押しつけようとすることに疑念を抱いているなら、同社がタッチ対応PC画面を開発する技術「N-Trig」に対する2400万ドルの投資に貢献したことから、そのような疑念は解消されるはずだ。
それと「Windows 7」パブリックベータの一部としてはじめた新しい「Internet Explorer (IE)8 」のジェスチャー機能とあいまって、Microsoftはユーザーをタッチ機能に導こうとしていると言って間違いないだろう。たとえユーザーがそれを望んでいようといまいと。
筆者はこれまで一度ならず述べていたとおり、タッチスクリーンPCのファンではない。一部のユーザーが電話やMP3プレーヤー上にタッチ機能を好む理由は確かにわかる。しかしPC上では、タッチ機能は単に解決を必要としている問題のようにみえるのだ。(これは「Microsoft Surface」や「Tablet PC」の魅力を本当の意味で解していない人物からの意見として受け取ってほしい…。)
Silicon Alley Insiderは本日、Microsoft関係者がタッチPCをキッチン中心での使用を宣伝しているのはなぜかという疑問を明らかにしていた。理由は簡単だ:タッチは万人向けではないのだ。(そして筆者はこれを、レシピを探すために毎日のように自分のPCをマウスとキーボードで満足して使っているひとりとして述べている。)
タッチが理にかなうというアプリケーションもある。電話上でのブラウジング、X線写真やその他医療書類の共有、CADから連想するもの全てである。しかしMicrosoftはなぜ全ユーザーにタッチを押し付けようとするのか?
筆者はWindows 7 Betaを「ThinkPad X300」上で試運転している。これはタッチスクリーンに対応したPCではない。(しかし「TouchPad」が備わっており、これには筆者はつまずいてばかりだ。)タッチスクリーンがなくても、筆者は偶然に様々なアイコンをタスクバーから上方にドラッグし、そこからランダムに「Jump Lists」をオープンした。マウスを下方にドラッグすると、また別のリストが現れた。IE Blogを通して、これがバグではないことを知った。これは「IE7」のなかに組み込まれた「IE8 Beta」の新機能(「表示するにはドラッグ」)なのである。ここで前提とされているのは、たとえタッチスクリーンマシンを稼動していなくても、ユーザーは「タッチ風の」ジェスチャーを望み、好んでいるということだ。
タブレットPCはニッチ市場のままである。筆者はタッチ対応のPCも同じことになると予想している。それではなぜMicrosoftは全ユーザーにタッチの手段を強要しようとするのか?はじいたり、たたいたりせずに、キーボードをクリックしてマウスを転がすことが好きなわれわれにも、多少は敬意を払ってほしいものだ。
読者はどちらの側にいますか?「抵抗しても無駄で、タッチは不可避」という将来なのだろうか?あるいは「ユーザーが入力に関して選択肢を与えられるべき」なのだろうか?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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