Microsoftはこれまで、次期ウェブブラウザの「Internet Explorer(IE)9」について多くの情報を公開してこなかったが、PCのグラフィックスプロセッシングユニット(GPU)を活用して、テキストとグラフィックスの性能を加速する計画を明らかにした。
Microsoftの幹部は11月19日まで開催された「Professional Developers Conference(PDC)」で、IE 9では「グラフィックスとテキストのレンダリングを、CPU(とGDI)から『Direct2D』と『DirectWrite』を利用したグラフィックスカードに移行する」と述べた(詳細については、Istartedsomethingのブロガー、Long Zheng氏がMicrosoftのIE 9ハードウェアアクセラレーション計画についてうまくまとめた記事を参照のこと)。
しかし、News.comは11月24日付で、ハードウェアアクセラレーションを活用しようと計画しているブラウザベンダーはMicrosoftだけではないと報じた。Mozillaも「Firefox」で同様の強化を計画しているという。Firefox開発者はすでに、Direct2DとDirectWriteを活用した機能を示すプロトタイプを掲示している。News.comのStephen Shankland氏の記事によると、Googleも、「Chrome」でハードウェアアクセラレーションの可能性を探っているようだ。驚くことではないが、Chrome開発チームは具体的なものもそうでないものも含め、計画をほとんど公開していない。
Mozillaチームはすでに、ハードウェアで処理速度を高速化するブラウザを提供するのは自分たちが最初になると主張している。おそらくその通りになるだろう。Microsoft側はIE 9の正式版やテスト版の公開時期を明らかにしていないが、IE開発チームがIE 8と同じパターンを繰り返すのであれば、IE 9の正式版公開は早くて2011年春になるというのがわたしの予想だ(どうやって予想したかって?「Windows 8」のリリースは、「Windows 7」が市場に登場して2年後の2011年の夏から秋と予想できる。Windows 8の一部であるIE 9はその数カ月前に公開として、2011年春というわけだ)。
Microsoftは具体的な時期を公開したがらないだけでなく、IE 9でどのバージョンのWindowsをサポートするのかについても明らかにしていない。「Windows XP」搭載マシンをサポートするのだろうか?具体的な回答はないが、IE 9はXPに対応しないというのがわたしの推測だ。低メモリのXPマシンでのIE 8の稼働の仕方を考慮すると、XPユーザーは動くのであれば以前のような事態は避けてほしいと思っているはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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