ソフトブレーンインテ、XPベースの仮想化活用したシンクライアントサービス提供

田中好伸(編集部) 2010年01月14日 13時40分

 ソフトブレーンのグループ会社ソフトブレーン・インテグレーションは1月14日、シンクライアントサービス「ビジネス・ゲート・ZERO」の販売を開始したことを発表した。

 ビジネス・ゲート・ZEROは、既存PCを外出先のシンクライアントPCで操作する「ビジネス・ゲート・プレミア」にラインアップされる。Windows XP Professionalベースの仮想デスクトップ環境とVPN、シンクライアントPC、モバイルワーク用にNTTドコモ通信網を利用するシンクライアント専用データ通信カードを組み合わせて活用する。

 今回のサービスは、ウイルス対策ソフトやアクセスログ収集ソフト、Microsoft Office(StandardかProfessionalかを選択)、VPN、シンクライアント専用端末を含む。1台月額1万6800円から利用できる。

 ビジネス・ゲート・ZEROに活用される仮想デスクトップ環境は、DMZ(非武装地帯)にアクセス用サーバを設置しないことで、高いセキュリティを保持できるという。エンドユーザーが国内や海外のどこにいても、社内にいるのと同等なセキュリティを確保できるとしている。

 全エンドユーザーの仮想デスクトップOSは、すべて同じサービスパッチが自動で適用され、ウイルス定義ファイルも同じファイルが適用されることを保証するとしている。エンドユーザーが突然増えた際には用意されたディスクイメージがコピーされて、すぐに利用を開始できるという。

 利用するシンクライアント専用端末はハードディスクが搭載されておらず、端末から直接情報を紙やUSBメモリ、CD-Rなどの媒体に出力できない。モバイルワーク用途には、NTTドコモの3G網を利用してシンクライアント専用3Gパケットプランを用意している。

 ビジネス・ゲート・ZEROのクラウド環境は、契約企業が利用しているサーバ群をハウジング形式で同一のデータセンター、同一のネットワーク内に統合できる。クラウドとハウジングを統合できることから、これまで物理的に距離があったデスクトップPCと基幹系システムやファイルサーバとの距離を短くでき、これまで必要だった専用線やフレームリレー、閉域網などにかかっていたネットワークコストを削減できるとしている。

 ビジネス・ゲート・プレミアは、現在活用しているPCを利用するシンクライアントサービス。PCの電源を入れておけば、外出先のシンクライアントPCでアクセスして、遠隔操作できる。サーバ投資の必要がなく、ネットワークや運用の面でも現在所有する資産を活用できる。ネットワークの経路は、1024ビット暗号化されたSSLでトンネリングしたVPNが提供される。

 今回販売が開始されたビジネス・ゲート・ZEROは既存のPCを必要としないことから、ソフトブレーン・インテグレーションは「完全に会社の机の上から物理的なPCを消すクラウドサービス」と説明している。

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