筑波大学発ベンチャーのソフトイーサは2月24日、仮想イーサネットソフトウェア「SoftEther VPN 2.0 β2」をリリースしたと発表した。新しいバージョンでは、仮想LANと物理ネットワークのブリッジ接続が可能になっている。
SoftEtherは、インターネットなどの公衆ネットワーク上で暗号化通信を使い仮想的なプライベートネットワークを作るソフトウェア。 情報処理推進機構(IPA)の2002年度未踏ソフトウェア創造事業に認定され、三菱マテリアル、筑波大学などの協力を受けて開発が進められている。
SoftEther VPN 2.0 では前バージョンの機能に加え、セキュリティ面が強化されたほか、今度のリリースでは、仮想LANと物理的ネットワークを接続するブリッジ機能が実装された。この機能により、同ソフトの仮想イーサネット上にあるハブと、外部の物理的なLANとをカスケード接続することが可能になる。