オンラインゲーム利用者のアカウントを盗むトロイの木馬「LegMir-Y」が出現

David Becker(CNET News.com) 2005年03月27日 02時26分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 セキュリティ専門家が、新しいウイルスが出現したと警告を発している。このウイルスは、世界最高峰の人気を誇るオンラインゲーム利用者の個人情報を盗むという。

 英国のセキュリティベンダーSophosが現地時間25日に発表したところによると、韓国やそのほかのアジア各国において、「LegMir-Y」と呼ばれるトロイの木馬ウイルスが、オンラインファンタジーゲーム「Lineage」の有料登録利用者のユーザー名やパスワードを盗み出そうとしているという。Lineageの有料登録利用者は、400万人を超えている。またこのウイルスは、感染したPCで稼働しているウイルス対策ソフトウェアを停止しようと試みる。

 アジア諸国では、Lineageを筆頭にオンラインゲームが大流行している。何百万という会員が月額15ドル〜20ドルを支払って、オンラインゲームに参加している。

 SophosのシニアテクノロジーコンサルタントGraham Cluleyによると、LegMir-Yは、ゲームプレイヤーの情報を集中的に狙うウイルスの最新種だという。

 「ラボの研究者にとって、破壊活動を行うだけでなく、コンピュータゲームプレイヤーの登録キーやパスワード、ゲームデータなどを盗むよう設計されたマルウェアは、今やすっかりおなじみのものとなった。仮想世界を存分に楽しみたいがために、犯罪に手を染めようとする人がいるとは、実に残念なことだ」と、Cluleyは報告書で述べている。

 同氏はさらに、「今後もオンラインゲーマー間のあつれきは、なくならないだろう。それに伴い、ほかのプレイヤーから情報を盗み出す悪質なコードは増えるものと予想される」と付け加えた。

 以前発見されたゲーム関連ウイルスには、「Randex」ワームの亜種などがある。このウイルスに感染したPCは「ゾンビマシン」と化し、ワーム製作者がオンラインゲーム「Outwar」でポイントを稼げるよう働き続ける。またLegMirの前のバージョンは、オンラインゲーム「Legends of Mir 2」ユーザーのパスワードやデータを盗もうとするものだった。

 SophosはMicrosoft Windowsユーザーに対し、ウイルス対策ソフトウェアをアップデートすること、また見知らぬファイルは開かないことを呼びかけている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算