日本ベリサインの盗難PC、セキュリティは「二重パスワード」のみ

早津優美(CNET Japan編集部) 2005年03月14日 16時33分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本ベリサイン社員が業務に使用していたノートPCが電車内で盗難にあった事件で、PCに施されていたセキュリティ対策は2段階のパスワード設定のみだったことが明らかになった。

 盗難にあったのは同社マーケティング本部の社員が使用していたPCで、ディスクには取引先916人分の氏名とメールアドレスが保存されている。同社の社内規定では、業務上必要でかつ社内で必要な決裁を受けていれば、業務に使用するデータを保存したPCを社外に持ち出すことは認められている。今回盗難にあったPCでは、社内規定に沿ったセキュリティ対策として二重パスワードのみが設定されており、データは平文で保存されていた。現時点でPCは発見されておらず、データの流出も確認されていない。

 同社管理本部 管理部部長の村川佳嗣氏によると、同社の主力事業である証明書発行やISMS認証取得支援などに関わる顧客データとマーケティング等の業務で使用する取引先データは異なるセキュリティレベルで管理されているという。同氏は、今後の対応策について「社員教育やシステム的な対応などを進める。例としては、持ち出しルールの見直しや、PC電源投入時の認証強化、暗号化などのデータ保護策の実施を進めたい」としている。

 日本ベリサインは、3月14日時点でISMS/BS7799等のセキュリティ認証は取得していないが、今回のPC盗難により認定資格の取得が阻まれるかとの問いに対しては「コメントを差し控えたい」(前出の村川氏)としている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算