トレンドマイクロは2月25日、日本国内で販売している一部ウイルス対策製品のセキュリティ修正プログラムの配布を開始した。今回のアップデータは、米セキュリティ企業Internet Security Systemsにより報告されたトレンドマイクロ製品のぜい弱性に対処したもの。
このぜい弱性は、ウイルス検索エンジンが一定の圧縮ファイル(ARJ形式のアーカイブファイル)を検索する際に発生するもので、攻撃を受けるとヒープオーバーフローと呼ばれるメモリのエラーによって悪質なプログラムを実行されるおそれがある。
トレンドマイクロの17製品を対象としてそれぞれ修正プログラムが配布される。2月25日と28日に修正プログラムが公開されており、ソフトウェア配布先から更新ファイルを取得できるActiveUpdate機能でのパッチ配布はすべて3月3日を予定している。