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グローバルスタンダードとIPFで投資効率を向上--日本HP - (page 3)

インタビュー:西田隆一(編集部)
文:野田幾子、写真:津島隆雄

2005-04-01 00:00

--その変化へ柔軟に素早く対応するために、どんな製品や提供の仕方を考えているのでしょうか。

 (1)シンプル化、(2)モジュール化、(3)仮想化、(4)統合--この4つの考え方に基づいています。細かい話になりますが、柔軟なシステムを作成するための上位概念があり、それをサポートするツールやソリューションを提供する製品を作ります。入り口としてアセスメントサービスというものがあり、まずは現在のシステムにどれだけ柔軟性あるのかを判断する。そして4つの考え方に基づいたダーウィン・リファレンスアーキテクチャ(アダプティブエンタープライズの参照アーキテクチャで、ビジネスの観点からシステムに求められる柔軟性を実現するためのテンプレート群を指す。HPとコンパックの合併により得たシステム再構築ノウハウが生かされている)に沿って新しいITの設計を進めるのです。

--柔軟性と信頼性を確保するとおっしゃいましたが、それは製品の中で実現できるものがあるということですか。

 製品、部品、ミドルウェア、OS、アプリケーションなど、すべての組み合わせで実現されます。エンジニアの経験があればわかりやすいのですが、自己完結したクローズなものの方が、信頼性が確保しやすいのです。モジュール化されて複数で使えるオープンなものは、なかなか信頼性を確保しにくい。オープンさと信頼性は相反しますが、コンピュータの世界が熟してミッションクリティカル系に利用できるほどに信頼性も高まってきました。

--グローバルスタンダードな技術とHP製品群のうまい組み合わせが実現するということですね。

 ええ、オープンですから変化に対応して組み替えできるということです。そして、プラットフォームという意味でもIPF(Itanium Processor Family)を採用しました。Unix、Alpha、NonStop、Windows--すべてがIPFになることで、ひとつのプラットフォームでいろんなOSが動きます。そうするとより投資効率が上がりますし、ユーザーもトレーニングや保守にかかる時間的、金銭的コストを抑えられる。これは、スタンダード化のメリットだと思うのです。

樋口泰行 氏
日本ヒューレット・パッカード代表取締役社長
1980年、松下電器産業入社。1991年、ハーバード大学経営大学院(MBA)卒業。1992年にボストンコンサルティンググループ、1994年にアップルコンピュータへの入社を経て、1997年にコンパックコンピュータへ。2000年、同米国本社バイス・プレジデントに就任し、翌年同社取締役。2002年、ヒューレット・パッカードとコンパックコンピュータの合併に伴い、執行役員インダストリースタンダードサーバ統括本部長就任。2003年、代表取締役社長兼COO、2004年より現職。

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