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(記事集)ニューノーマルで伸びる業界
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複雑化するオープンシステムをIT基盤で再統合--富士通 - (page 3)

インタビュー:西田隆一(編集部)
文:早津優美(編集部)、写真:渡徳博

2005-04-04 10:00

 SolarisはSPARCですが、LinuxとWindowsはどちらもインテルベースのプラットフォームです。インテルアーキテクチャについていえば、IBMのメインフレームzSeriesに対抗可能なのはItaniumでしょう。いろいろな問題も指摘されましたが、Itaniumの市場をインテルとともに育てていきたいと考えています。今後は、スタンダード・ハイボリューム領域ではXeon、ミッションクリティカル用途ではItaniumとなるでしょう。

--3つのプラットフォームを要求に応じて提供できる点が富士通の強みのひとつということでしょうか。

 そうです。また、プラットフォームを対比して語られることが多いのですが、顧客は1社内で3つとも使っています。プラットフォームごとに向き不向きがあり、用途に応じて選択されているわけです。今後サーバの集約が進み、グリッドだユーティリティだとなってくると、1つのプラットフォームに命をかけていては顧客から見ると中途半端に見えるのではないかと思います。3つのプラットフォームを包含したインテグレーションあるいはSOAを進めていけることが富士通の強みです。

IAサーバにミッションクリティカルのノウハウを

--今後のエンタープライズコンピューティングについて、どのような流れを予想されますか。

 従来、IAサーバは企業の部門ごとに予算の範囲内で購入していましたが、サーバが乱立することによりメンテナンスコストやセキュリティリスクが高まりました。今後は、分散されたコンピューティングパワーが統合されていきます。ブレードやグリッドがその例です。そうなると、ロープライスでボリュームサイズのサーバからハイエンドでミッションクリティカルなサーバの方向に進んでいくでしょう。これは富士通に有利に働く流れではないかと考えています。

 この領域での富士通としての強みは、サーバやPCの領域においては半導体とのバリューチェーンであり、またネットワーク分野でも実績を有することです。サーバを導入する先には必ずネットワークのビジネスがついてきます。また、ネットワークの先にはサーバが必要となるでしょう。今日ネットワークといえばソフトスイッチが含まれることが多く、ソフトスイッチはある種サーバですから。IPコンバージェンスもひとつの機会となると考えています。

伊東千秋 氏
富士通 取締役専務 経営執行役専務
1970年東京大学工学部電子工学科卒業後、富士通に入社。1995年、同社パーソナルビジネス本部 第二パーソナルシステム事業部長、2001年に同社常務理事兼パーソナルビジネス本部長、2002年に執行役兼パーソナルビジネス本部長、2003年には同社経営執行役常務兼プラットフォームビジネス企画本部長に就任。2004年6月より取締役専務 経営執行役常務兼プロダクトビジネスサポートグループ長、システムプロダクトビジネスグループ長、ユビキタスプロダクトビジネスグループ長。

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