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64ビットの旗手が仕掛ける次の一手--日本AMD - (page 3)

インタビュー:西田隆一(編集部)
文:岩崎史絵、写真:津島隆雄

2005-04-08 10:00

“技術のための技術”ではなくユーザーと向き合う

--そうしたエンドユーザーの声を製品に反映させるために、日本国内でR&Dへの取り組みは行っているのでしょうか。

 ハードウェアを軽量化・小型化する技術力において、日本の右に出る国はないでしょう。こうしたことから、ノートPC用プロセッサの開発を中心とするAMD Japan Engineering Labを立ち上げました。ノートPCにもPowerNow! テクノロジを搭載し、CPUの負荷が少ないときにはクロック数を下げることで消費電力の抑制を実現しています。

 また、サーバについては2004年12月に新宿オフィス内に「AMD アジア・クラスタ・ラボ」を設置し、実際にエンドユーザーやパートナーの方々に検証していただく環境を整えています。

--64ビットもデュアルコアも、エンタープライズ分野にメリットがあるアーキテクチャとして推進し、技術への理解を促すということですね。

 そうです。ともすればITの世界は、「技術革新のための技術革新」に陥りがちですが、それでは発展はないと思っているのです。競合他社に対する施策にも当てはまることですが、“技術のための技術”では決してエンドユーザーのためになりません。われわれはまず、エンドユーザーと直に向き合うことから始めます。そこで得た意見や要望を、いかに技術で解決するか。つまり、AMDが語る「技術」とは純粋にエンドユーザーがあってこその技術なのです。その技術を広めるために、リーダーシップを取って、ソフトベンダーやサーバベンダーと幅広くパートナーシップを組んでいく。これが64ビット化であり、デュアルコアの分野でわれわれが先駆者だといわれるゆえんです。

堺和夫 氏
AMD(Advanced Micro Devices)コーポレート・バイス・プレジデント 兼 日本AMD代表取締役社長
1975年東京電機大学工学部電気工学科卒業。日本テキサスインスツルメンツを経て1979年5月に日本AMDに入社。1992年5月 日本AMD代表取締役副社長就任、1994年6月に日本AMD代表取締役社長に就任(AMDディレクター兼任)。その後、北アジア・太平洋地域セールス・アンド・マーケティング担当AMD副社長(日本AMD代表取締役社長兼任)を経て、2003年4月にAMDアジア セールス/マーケティング担当 コーポレート・バイスプレジデント(日本AMD代表取締役社長兼任)に就任、現在に至る。

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