日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4月13日、販売パートナー制度を大幅に刷新し、新たな販売パートナー向けプログラム「パートナー・ワン(PartnerONE)」の導入とパートナービジネス展開に向けた体制強化を行うと発表した。
これまで、同社は、販売特約店と販売店という契約形態で販売パートナーを2種類に分類していた。PartnerONEプログラムでは、4つのメンバーシップレベルと1つのディストリビューション・パートナーに分類することで、「パートナーの役割を明確化し、ビジネス状況に応じたきめ細かい支援をする」(同社)。
各分類の概要は以下の通り。
- メンバーシップレベル/プレミアビジネスパートナー:
日本HP製品に関する特に高い技術力と提案能力を持ち、豊富なソリューション提供実績を持つパートナー。日本HPの定める売上実績および認定基準を満たす必要がある -
メンバーシップレベル/プレミアエンタープライズビジネスパートナー:
日本HP製品に関する特に高い技術力と提案能力を持ち、エンタープライズ分野における豊富なソリューション提供実績のあるパートナー。日本HPの定める売上実績および認定基準を満たす必要がある -
メンバーシップレベル/ビジネスパートナー:
日本HP製品に関する高い技術力を持ち、顧客ニーズにあった付加価値を提供できるパートナー。日本HPの定める売上実績および認定基準を満たす必要がある -
メンバーシップレベル/販売店:
日本HP製品を顧客に提案/販売するパートナー。パートナー制度のエントリーレベルという位置付けで、登録は無償で行える - ディストリビューション・パートナー:
日本HP製品を効率的に販売するための流通基盤と全国規模の販売能力を持ち、日本HPと共同でパートナーへの販売支援活動や、新規販売パートナーの開拓を行うパートナー。日本HPの定める売上実績および認定基準を満たす必要がある
また、同社はPartnerONEプログラム導入に合わせ、パートナービジネスの高収益化や、地域販売店およびシステムインテグレータ支援の強化など、「当社とパートナーのそれぞれが成長可能な体制を構築する」(同社)。