ラックと松下電工は4月14日、企業内に持ち込まれた未登録PCを検知するアプライアンス「IntraPOLICE」を共同開発したと発表した。価格はオープン。5月に出荷を開始する。今後2年間で1万台の販売を目指す。
このアプライアンスは、外部から社内ネットワークに持ち込まれたPCを見つけ、不正ネットワーク利用や個人情報の漏えいを事前に検知するためのセキュリティ装置だ。ネットワーク上のパケット情報を「登録PC情報」と照合して登録されていないPCを発見し、その存在などをシステム管理者に通報する。ラックがソフトウェア開発を、松下電工がセンサー部分のハードウェア開発をそれぞれ行った。
導入は、電源を入れてネットワークに接続するだけで完了する。登録PC情報はCSVファイルで一括登録できる。専用ソフトウェアや認証ネットワークシステムを導入する従来のシステムと違い、サーバ導入/管理コスト、既存ネットワーク機器の変更といった負担が発生しないため、低コストで短期間に容易な導入が可能だという。