沖電気工業は4月14日、同社の提唱するリテールチャネルアーキテクチャ「TxFlow」に基づいた、個人向け金融サービスのシステムを実現するための中核となるトランザクションサーバ「TxServer(ティーエックスサーバ)」を発表した。
今回発表された「TxServer」には、ビジネスプロセスに合わせてワークフローで結合する柔軟なビジネスフロー制御、専用プロトコルを変換して標準プロトコルのシステムと連携させるレガシーシステム接続のほか、先端の情報通信融合機能やブロック型のソフトウェアコンポーネントなどを採用。商品販売のビジネスフローを柔軟に制御するとともに、ビジネスプロセスに合わせて様々なチャネルを接続することが可能だ。
また、最新の負荷分散型クラスタ対応やトランザクション制御を搭載し、障害を未然に防止するための運用管理の機能および、24時間365日の運用を可能にする信頼性を実現しているという。認証/アクセス制御/暗号化/監査証跡など金融システムに求められる高度なセキュリティ機能に対応している。このほか、アプリケーション基盤としてJ2EEの採用、SOAPやHTTPなど業界標準の通信プロトコルに対応している。
出荷時期は2005年10月で、販売価格は個別開発費用を除いたシングル構成ハードウェアおよびパッケージソフトウェアで5000万円から。同社では3年間で30セットを販売目標に掲げている。