NECネクサソリューションズは4月14日、メール配信時の情報漏洩リスクを低減し、会員情報データベースの趣味・嗜好などの属性に応じてメールを配信できるメール配信ASPサービス、「メールコミュニケーションサービス」の提供を開始すると発表した。このサービスはASPのため大規模なシステム構築や長期の準備期間が不要なほか、会員管理業務や問合せ受付業務などを組み合わせたトータルソリューションとしても提供可能だという。
今回提供される「メールコミュニケーションサービス」には、個人情報漏洩対策として2元管理データベースや多段階アクセス権限設定、アクセス履歴ログの一覧表示機能を採用。100万人超の大規模会員データベースに対応でき、外部データベースとの連携も可能だ。メール配信に関しては、最大で 1000万通/日の高速配信を実現している。
レポーティング機能では、メール配信完了数・エラー数やメール開封率などの配信レポート、日次・月次の配信実績やサービスの利用状況といったシステムレポートをウェブ画面で提供。より細かな分析を行うためのデータダウンロードも可能となっている。そのほか、データベース項目管理、企業の既存データベース/他社システムとの連携などにも対応している。
利用料金は初期10万円で月額3万円から。同社ではeCRM領域のサービスを強化し、今後3年間で3億円の売上(関連売上げを含む)を目標にしているという。