アライドテレシスは5月2日、企業向けファイル・サーバ専用機(NAS)のエントリー機種「ATS1000」を出荷する。高さ1Uのラックマウント大で、最大で4基のディスクを搭載する。最大容量は1Tバイトで価格は52万2900円(税込み)。
ATS1000は、NASに特化した独自OSを用いたことで起動時間を短縮、電源投入から約1分で使用可能になる。プロセッサの消費電力も従来製品の1/3から1/4に抑えて発熱量を減らし、冷却装置を簡易化した。
RAID機能はハードウェアRAIDボードで実現した。ディスクアレイの構成は、一般的な構成である以下の3種類、RAID0(ストライピング)、RAID1(ミラーリング)、RAID5(パリティ付ストライピング)を使用可能。シリアルATA規格の250Gバイトのディスクを4台搭載する。RAID0使用時の容量は1Tバイト。
価格は、52万2900円(税込み)。ホットスワップ対応の容量250Gバイトの交換用ディスクが4万7250円(税込み)。5月下旬には、セキュリティ向上を目的としたファームウェアのバージョンアップを予定する。ファイルへのアクセス記録を残し、ログを出力することが可能になる。