編集部からのお知らせ
「半導体動向」記事まとめ
「リスキリング」に関する記事まとめ

オラクル、Project Fusionの詳細を説明--SAPとの対決姿勢を明らかに - (page 2)

Martin LaMonica (CNET News.com)

2005-04-21 11:35

 FusionにはOracleのData Hub製品も含まれる。Data Hubは多数のアプリケーションに保存されたデータの追跡を容易にするためのソフトウェア。Oracleは5月に、企業がさまざまな製品の管理に使用できるData Hubをリリースする予定だ。

 Oracleは、新たに獲得した数千もの顧客を囲い込むのに奔走するのと同時に、SAPの顧客をも虎視眈々(たんたん)と狙っている。

 Phillipsの話では、Oracleは先ごろ「SAP Battle Desk」と呼ばれる社内プログラムを立ち上げ、大規模なアプリケーションアップグレードを行う際に、ほかの選択肢を検討する可能性のあるSAPユーザーを奪おうと試みているという。

 Oracleが主な標的としているのは、アップグレードの一環としてSAPのNetWeaverを導入しなければならない企業だ。

 「SAPはアーキテクチャを変更しつつあり、ユーザーもこれに歩調を合わせざるを得ない状況だ。アップグレードはひどく困難なものになることが予想されるので、ほかの選択肢を検討しようというユーザーが現れるだろう」(Phillips)

 SAPは、他社製品と自社のアプリケーションを連携させるのに、NetWeaverが力を発揮すると考えている。SAPは2005年中に、NetWeaverのインターフェースを公開して、サードパーティ企業がSAPアプリケーション用のアドオンを開発しやすい環境を整えたいとしている。

 Oracleは業界標準に基づいて構築されたビジネスプロセス自動化ツールを提供しているが、SAPはそうではないとWookeyは言う。Oracleは2004年、Collaxaという小規模な企業を買収した。Collaxaは、この企業は、Webサービス仕様BPEL(Business Process Execution Language)ベースのビジネスプロセス統合ソフトを開発していた。

 Wookeyによれば、Fusionという名称は、旧PeopleSoftのエンジニアが言い出したものだという。この言葉は、OracleとPeopleSoftが買収前に、標準ベースのインフラストラクチャおよびツールの開発をそれぞれ進めていたことに由来する。両社の取り組みはそれぞれ、「People Tools X」および「Oracle 11i X」と呼ばれていたと、Wookeyは話している。

 ユーザーを交えた討論会に参加したOracle幹部らは、競合企業としてMicrosoftの名を挙げなかった。だが、Microsoftも、OracleのFusionやSAPのNetWeaverと類似するプロジェクト「Project Green」を立ち上げている。Project Greenは、Microsoftの各アプリケーションパッケージに共通する基盤を開発する取り組みである。2005年初めにProject Greenの公開時期の再延期が発表された。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 開発

    なぜ、コンテナー技術を使うことで、ビジネスチャンスを逃さないアプリ開発が可能になるのか?

  2. セキュリティ

    2022年、セキュリティトレンドと最新テクノロジーについて、リーダーが知っておくべきこと

  3. ビジネスアプリケーション

    全国1,800人のアンケートから見えてきた、日本企業におけるデータ活用の現実と課題に迫る

  4. 運用管理

    データドリブン企業への変革を支える4要素と「AI・データ活用の民主化」に欠かせないテクノロジー

  5. 経営

    テレワーク化が浮き彫りにしたリソース管理の重要性、JALのPCセットアップを支えたソフトウエア

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]