ウェブセンス・ジャパンは5月9日、USBメモリやCD-ROMといった取り外して携帯できる記録メディアからの悪質なコードの侵入などを防止できるセキュリティソフトウェア「Websense Client Policy Manager」(CPM)の新版を販売開始した。
取り外し可能な記録メディア装置は、管理せずに放置した状態では、極秘の企業情報を不正に持ち出す手段となる可能性があるだけでなく、悪質なコードを組織内のネットワーク環境に持ち込む経路にもなりえる。
そこで、CPMの新版では、取り外し可能な記録メディア装置ついて、完全に使用禁止にするなど従業員ごとのポリシーを設定できるようになった。またCPMは、従業員の使用が許可されていないアプリケーションを識別し、その動作を阻止することでPCやサーバを保護する。スパイウェアやキーロガー、P2Pファイル共有ツール、ハッキングツールといった有害なアプリケーションの実行も防止できる。
さらに、同社は同日、ウェブベースの脅威に対抗するソフトウェアの新版「Websense Web Security Suite - Lockdown Japan Edition」を発売した。このソフトウェアを使用すると、システムをスパイウェアから保護し、悪質なモバイルコードやその他ウェブベースの脅威によるアクセスを妨げ、スパイウェアやキーロガーによる第三者への情報送信を防止する。
なお、現在CPMまたはWebsense Web Security Suite - Lockdown Japan Editionを使用しているユーザーは、それぞれの新版に無償アップグレードできる。