SRAがオープンソース製品事業で世界に進出

日川佳三(編集部)

2005-05-10 19:56

 SIベンダーのSRAは6月、オープンソース製品を扱う新会社を米国に設立する。従来は日本国内に閉じていたオープンソース製品開発を米国を中心に全世界展開して売上げを伸ばすのが狙い。新会社の名称は未定で初年度売上目標は1000万ドル。米国と日本に加え、インド、英国、オランダ、中国、ポーランドに拠点を置く。

 SRAは、歴史的にUNIXを用いたシステム開発やオープンソースのサポート事業などに強みを持つシステム開発会社である。現在もオープンソースを用いたシステム開発などオープンソース関連ビジネスで年間60〜65億円の売上げがある。最近ではオープンソースのデータベース管理システムであるPostgreSQLをベースとした自社製品「PowerGres」を開発・販売するほか、オープンソースのOSや各種ミドルウェアをスタック状に組み合わせて顧客に提供している。

 新会社設立の狙いは、オープンソースを利用したシステム開発サービス(SIサービス)の売上げとは別に、オープンソース関連製品単体での売上げを伸ばすこと。日本国内のマーケットよりも米国などを含む全世界にマーケットを広げることで、製品の売上げが拡大するというシナリオである。SRAが想定するマーケットは、政府、教育機関、ハードベンダー、通信事業者など、オープンソースが入り込みやすい業界である。

 新会社設立後、日本のSRA社内でオープンソース製品を扱う部署は、新会社の日本支社という扱いになる。組織は変更になるものの、ユーザーから見たSRAのサービスには何の影響もない。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]