トリニティーセキュリティーシステムズ(T-SS、林元徳社長)は、PマークやISMSで義務づけられている文書管理者の作業を軽減できる文書保護・管理ソリューション「Pirates Buster for Document Enterprise Ver.2.0」を発売した。価格はオープン。
同社は、“現在の運用に影響を与えることなく高セキュリティを実装する”を基本コンセプトに、前バージョン「Pirates Buster for Document EnterpriseVer.1.0」を04年春に発売。企業内の機密文書・個人情報の漏えい防止ソリューションとして、不正流出に対するガードで固めるだけではなく、「万が一、ファイルが流出しても中身の情報は漏らさない」点が評価を受けた。
さらに今回、フォルダ単位での暗号化、どんな形式のファイルでも簡単に暗号化できる「簡易暗号化機能」などの新機能を追加。使いやすさを向上させた。このほか、前版同様、(1)利用者や利用権限(閲覧/印刷/編集/コピー/保存)を限定するアクセスコントロール機能、(2)1200種以上のキャプチャソフトに対応するキャプチャ防止機能、(3)強力なログ監視機能――などを搭載する。
同社では、新製品をこれからPマークやISMSの取得を予定している企業や、すでに取得し、その維持・運用のための情報管理に重い負担がかかっている管理者を主なターゲットに販売していく方針。導入することで、システムを構築をしながら社員のセキュリティ意識を高めることができ、コンプライアンス経営とコーポレートガバナンスの両面での効果が期待できるとしている。