クレオ(川畑種恭社長)は、人事給与パッケージの新製品「CBMS ZeeM 人事給与」を7月から出荷開始する。すでに給与対象者1万名規模の企業を含む7社が採用を決定しており、同じく7月から導入を開始する。価格は150万円から(給与対象者300名〜)。
プラットフォームにMicrosoft .NETを採用し、他システムとの柔軟な連携を実現したのが特徴。これにより、今年1月発売の新製品「CBMS ZeeM 会計」と合わせ、.NET対応の中堅・大企業向け次世代業務パッケージソリューションの提供が可能になった。
帳票出力には、ウイングアークテクノロジーズ製「SVF 帳票 iソリューション」を採用。また、業務のスピードアップと効率化を実現するために、Web系のオプションに富士電機システムズ製ワークフローエンジンを搭載、各社さまざまな業務運用をシステムで支援する。
このほかの特徴は、(1)個人情報の漏えいを抑止するアクセスログの収集機能を搭載、(2)シェアードサービスを意識した完全複数会社対応、(3)使い手の目線にたった各種業務ナビゲート機能(業務フローメニュー・業務スケジュール機能等)を搭載――など。
大量データ処理機能や全社のシステム統合を意識したシステム連携機能を搭載したことで、これまでの「CBMS人事給与」の販売ターゲットの枠を広げ、ERP導入企業へも積極的に販売していく方針。ソフトウェアパッケージの開発・販売に加え、システムが稼動するまでのトータルサポート、運用サポート、他システムとの連携サポートの提案も行い、07年度末までに300ライセンスの販売を見込んでいる。