NECネクサソリューションズは6月6日、企業や自治体の動画配信事業を支援するサービス「ストリーミングサービス」を発表した。動画コンテンツの配信に必要な基盤をASP形式で提供する。オンデマンド配信時の税別価格は、初期費用が5万円、月額料金が5万円から。
配信には、NECのインターネットサービス事業であるBIGLOBEのバックボーンを利用する。そのため、配信帯域や動画格納用ディスク領域の拡張が容易で、安定した配信環境が実現できるという。
配信方式は、時間や場所を限定することなく何度でも視聴できる「オンデマンド配信」と、議会中継やイベント中継をリアルタイムに配信する「ライブ配信」の両方に対応する。対応プレイヤーは、Windows Media Player、Real Player、Flash Player。
視聴者のインターネット接続環境や配信メディアを自動認識し、環境に適した動画配信を行うオプション機能もある。視聴期間や回数などに制限をかける「著作権保護サービス」や、アクセス経路を制限して特定視聴者のみにストリーム配信する「ストリーム認証サービス」もオプションとして用意する。
動画配信だけではなく、撮影や編集、エンコーディング作業から動画のアップロードまで、動画配信にかかる業務もすべて請け負う。
同社では、今後3年間で関連サービスも含め3億円の売り上げを目指す。