NECパーソナルプロダクツ(NECP、片山 徹社長)は、中堅・中小企業を対象とした情報セキュリティ対策パッケージ「まもる君シリーズ」を発売する。
新製品はハードウェアとソフトウェアのパッケージで、同社を始めとする14社が4月に結成した、導入が容易な「シンプルなソリューションパッケージ」を提供するためのコンソーシアム「Security Oriented Solution Platform(SOSP)」の活動から生まれたもの。
「PDF変換Server DX/EX」は、文書データなどの改ざん防止に有効なPDF形式へのファイル変換、および作成したPDFファイルを保管するサーバーで、アイズ製のPDF変換ソフトとNECのExpressサーバーで構成。即日出荷。
「ホームページまもる君」は、Webサイト上の画像コンテンツの保護や印刷制限ができるサーバーで、トリニティーセキュリティーシステムズ(T-SS)製のセキュリティソフトとNECのExpressサーバーで構成。6月30日出荷予定。
「自動暗号化サーバ」は、「Microsoft Office」のファイルを自動的に暗号化するサーバーで、T-SS製のセキュリティソフトとNECのExpressサーバーで構成。7月出荷予定。
「CAD図面まもる君」は、模造品被害などを防ぐためCAD図面データを暗号化するサーバーで、KSS取り扱いのCADソフト「AutoCAD」、T-SS製のセキュリティソフトとNECのExpressサーバーで構成。8月出荷予定。
SOSPでは、今後も各社の製品やサービスを組み合わせ、セキュリティ関連商品の開発・販売を推進していく方針で、参加各社トータルで、05年度に2000社への提案と20億円の売上を目指す。